2012年05月11日

転職難局大冒険(13・完)〜転職を考えている、あるいはこれから考えそうな皆さんへ

長きに渡って続けてきた、転職難局大冒険シリーズも、めでたく今回で最終回。
いつもシリーズを途中で投げ出してしまう私が、最後まで書き切るのは極めて珍しい。
#不定期かつ気まぐれで掲載するのは、いつものことですが。

とはいえ、当初は5〜6回で済ませる予定が、気がつけば倍の長さに。
途中で『やめときゃよかった』と思うほどの問題シリーズと化してしまった。
この場合の問題は、あくまで筆者的にという意味で。

ともあれ、校舎の窓ガラスを壊して回ることもなく、信じられない大人たちに囲まれることもなく、無事(?)に前職を卒業。

一日たりとも休みを入れることなく、3月1日から即座に新たな環境で第一歩を踏み出した。
社会人の鑑と尊敬していただいても構いません。

実際、前の職を離れてみて。
辞める前は分からなかった、そして辞めてから見えてきた、周りの人の考え方もある。

『転職』などまったく考えていない人。
考えてはいるけど、なかなかそのきっかけがつかめない人。
実は私と並行して転職を決めていた人(辞めてから知った)……などなど。

転職は、ハッキリ言って『やってみないと分からない』。
無責任かもしれないが、それに尽きる。
だからこそ、単純に給料とか職種だけではなく、将来的に何をしたいのか、自分はどうなりたいのかというビジョンを、特に我々くらいの働き盛り層は、明確に持つべきなのだと、再確認させられた。

今、転職を考えている人。
そして、これから考えるかもしれない人。

早い段階で、次の職場へと持ち込める『自分の武器』を、今のうちに磨いておくべし。
そして、今の職場が不満なら、具体的に『何がどう不満なのか』を整理して、他人に説明できる準備をしておくべし。

そうすれば、自分が短絡的な理由しか持ち合わせていないのか、実は根の深い問題を抱えているのか、最終的には本当に転職すべき理由となるのかどうかが、おのずと見えてくると思う。

転職活動は、パワーを要する。
しかし、成就すれば、自分の可能性を広げる契機には、間違いなく、なる。

がんばってほしい。
誰のためでもない、自分のために。
自分自身のために。

以下、今回の教訓として、後に続く方々へのアドバイス。

  1. エージェントは、利用するなら二、三社を並行して活用しよう
  2. 一度、自分のやった仕事をリストアップしてみよう
  3. リストアップした仕事の中で、思い出したエピソードや苦労話をメモしておこう
  4. 見慣れた形式の試験でも、問題文や説明書きはよく読もう(読もう!)
  5. 面接ではどんなことを聞かれたのかをあとでまとめ、次回以降、同じ質問に余裕を持って対応できるようにしよう
  6. 現状に不満があるから転職するのではなく、将来の『なりたい自分』のために転職しよう

それにしても、年取ってからの転職は日に日に難しくなるし、かといって若いうちに転職すると、経験も技術もない上に、こらえ性がないととられかねない訳で、面倒っちゃ面倒ですわね。

ま、がんばって!

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2012年04月24日

転職難局大冒険(12)〜去る者に課せられた過酷な使命

転職シリーズもいよいよ佳境。
A社入社に向けて秒読み段階。罪悪感を感じる中で現職の後任に引継ぎ作業を行っているうちに、その罪悪感がどんどん希薄化していった前回からの続き。

後任者への引継ぎに際して感じたこと。

『コレ(=後任の教育)は、かなりホネだな』

業界未経験というのは、別段問題ない。
(この場合の『業界』は一般的なコンピュータプログラミング業界だと思ってください)
だが、一般的な社会常識は、ある程度身についているものだという前提がある。
逆に、これがないとすると、教える側にとっては大問題だ(教わる側にとっても大問題かもしれないが)。

例えば社会情勢、例えばビジネスマナー、例えば基礎学力。
特に英語力が、惨憺たるものだった。

「左がleft、右がright、じゃあ中央は?」
「中央、中央……ちゅうおう……」
「"c"で始まる単語だ」
「……」

「"important"の意味は?」
「『いんぽーたんと』……入れ込むとか、ですかね?」
「……それは "insert" だ」

こんなノリ。
プログラミングの世界では、少なからず英語に接することが多い。別に会話や読み書きまでできる必要はないが、用語や記述内容が英語ベースになっているため、ある程度の言葉の意味を理解していれば、メソッドや予約語の名前から、おおよそのプログラムの内容を把握することができる。逆に英単語の基礎知識が欠落していると、ソースコードの解析が苦行になる可能性が高い。

とかく、プログラムの世界は『習うより慣れろ』と言われる。
しかし、それも最低限の知識があっての話だ。
そして今、私はこの『習うより慣れろ』以前の(ある種の)逸材に遭遇している。

一週間という限られた時間。
私は、業務に直結する実務的な内容の継承を諦め、とことん基礎を叩き込むことに注力した。基礎が形成されていないと、その上にどんな知識を積み上げても、瞬く間に瓦解してしまうと考えたためだ。

そして、基礎の基礎を叩き込みながら、私は思った。
『この引継ぎが、一日も早く終わってくれればいいのに……』

ちょっと前まで『もっと多くの時間を割いて』と言っていたのも今は昔。
この時点で、私の(現職場を去る)罪悪感は、かなり吹き飛んでいた。

しかし、この基礎なくして、彼の未来はあり得ない。

「基本を知らん奴は試合になったら何もできやしねーんだ!!」

スラムダンクのゴリ赤木主将の言葉が思い出される。
アヤコさんはどこだ。

余談ではあるが、今の職場で「『のて』ってなんですか?」と質問する人(20代女性)に遭遇した。
ちなみに "note" のことを言っていたらしい。
私の記憶が確かならば、中学一年で習う、基礎中の基礎単語のはずなのだが……

日本企業の英語公用化が進む傍らで、こんな英語力の実態もある。
これでいいのか、日本の英語教育。

いよいよ次回、転職難局大冒険シリーズ、感動なき最終回。
つづく。

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2012年04月05日

転職難局大冒険(11)〜人でなしの汚名をかぶってでも突き進むべき道

かなり性急な手続きを求められたが、とりあえずはA社の内定をいただいた前回からの続き。

前回の終盤にも書いた通り、私の腹はA社でほぼ決まっていた。
実を言うと(書くと)、最初のエージェント(第3回を参照)を利用した際、A社を紹介されつつも、応募をスルーしていた。まったく同じ条件でありながら、次のエージェント(第4回を参照)では応募に踏み切り、そして最終的に決まってしまうのだから、巡り合わせというのは面白い。「10社応募して面接に漕ぎ着けられるのはせいぜい一社」の一言が効いた表れでもある。エージェント各社の皆様は、ぜひ参考に(するか?)。

なにはともあれ、次の嫁ぎ先が決まった。
しかも、かなり近々のスケジュール。

新しい会社への入社に向け、まずは書類ががっつり送られてきた。
しかるべき書類を(記入、捺印等)準備し、数週間程度で持ってこいという。こういうとき、それなりの規模の会社はしっかりしていて、めんどくさい頼もしい。

一方、現職のほうは、1月中旬に退職希望の旨を通知した。
分かっていたことではあるが、2月末日退職を「早すぎる」と何度も断じられた。
いろいろな、本当にいろいろな事情が交錯し、2月末日退職が『人でなし』レベルであるのも承知してはいたが、今は敢えて『人でなし』になる必要があった。自分のわがままのために。

そんな空気の中、辞める一週間前までは、『いつも』な感じで仕事に勤しんでいた。
周りはいつもと変わらぬ光景なのに、自分だけが『抜ける』前提で仕事をしている。
後ろめたい空気が漂う。

退職一週間前、私の後任者との引継ぎ作業が始まった。
引継ぎ者は、私より一回り近く若い。職場の若返りには、少なからず貢献しそうだ。

残された一週間は、引継ぎおよび彼の教育に、ほぼすべての時間を費やすことに。
最後のご奉公である。これくらいはしないと、バチが当たるというもの。
できれば、もっと多くの時間を割いて引き継ぎにあたりたかったものだ。

……と、このときはまだ、そう思っていた。
だが、一日一日と時間が経つにつれて、私の考えが変わっていく。
退職数日前にもなると、私の考えは、180度近く転換していた。

「早く新しい職場に行きたい……」

と。

少女に何が起ったか(by 小泉今日子)。
逃亡者に何があったというのか。

緊迫の展開は、待て次回!

……全然緊迫してませんので、あしからず。

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2012年03月30日

転職難局大冒険(10)〜嬉しさと難しさが同居する朗報

C社面接落選、A社はテスト大ポカ、B社は消極的と、状況が閉塞的になってきた前回からの続き。

ある土曜日の朝。
エージェントから電話があった。
これまでは100%メールでのやりとりだったので、突然の電話に慌てふためく私。

「たいにーさんのお電話ですか?」
「ハイ、そうです」
「メールは読まれましたか?」
「すみません、昨晩の分は、まだ拝見していません」
「そうですか、ではあらためてご連絡しますね」

固唾を呑んで、携帯電話の音に耳を澄ます。

「A社の採用試験ですが、人事の方からご連絡がありまして『条件付き合格』となりました」

えっ、合格?
あんだけミスったのに?
あんなにトチったのに?

おっちょこちょいなのはこの際、見逃してくれるってことか?
瞬間的にいろいろな疑問が沸いて出たが、今はそれを封じ込め、電話に専念する。

「条件というのはですね、3月1日にご入社いただくことです」
「3月1日……ですか?」
「ハイ、先方から、ぜひたいにーさんにご参加いただきたいプロジェクトがあるそうで、そのスタートが3月とのことなんですよ」
「つまり、それに間に合わせろ、と」
「そういうことですね。(電話の時点で)あと1ヶ月ちょっとしかありませんが……」

各所の面接で、私は「もし採用になったら、いつから入社できるか?」との問いに「具体的にいつとは申し上げられないが、内定をいただいてから約2ヶ月は引き継ぎ期間をいただきたい」と告げていた。よって、合格そのものは大変ありがたいが、付帯する条件を考えると、手放しで喜べるものではない。

「そのあたりを含め、後日、先方とご面談の機会を設けたいのですが」
「わかりました。決まりましたらご連絡いただけますでしょうか」

とにもかくにも、A社の話は、さらに一歩、前に進むこととなった。
この時点で、私の腹の内は、ほぼ固まっていた。

「いかに2月中に、今の職場を引き払うか」

言葉で並べるほど、簡単ではなさそう。
C社の面接で、こんなやり取りがあったのを思い出す。

「今って、たいにーさんが抜けられたら、職場の人って困りませんか?」
「困りますね。おそらく困ると思います」
「仮に採用が決まったとして、大丈夫ですか?」
「そのときはそのときですよ。悪役にでも何でもなって、退職に突き進むのみです」

まさにこの『悪役』の覚悟をするときが、きたのかもしれない。
電話を切りながら、私はそんなことを考えるのであった。

つづく。

posted by たいにー at 22:45 | Comment(0) | TrackBack(0) | お仕事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

転職難局大冒険(9)〜ほとんどダメ元感覚で臨んだC社面接

ズタボロのA社2次面接を終えた前回からの続き。

「そんだけミスしたら、ふつーは受からんね」
「ま、いい教訓になっただろうから、次回以降は気をつけたまへ」

と、家人にさんざん打ちのめされた状態で、年明け早々にC社の面接へ。

面接は三社目。
都心の一等地にあったその会社。
お昼ごはんとか、高くつきそうだな〜と場違いなことを考えつつ、面接にのぞむ。

こちらも面接は二部構成。
先に人事担当から、会社についての説明。
その後、現場マネージャーによる面接、という展開だ。

人事担当の方は、あらかじめ用意していただいた書類を元に、説明を展開。
ほぼ『一方的に』説明してくれた。
こちらが言葉を挟む余裕がほとんどないくらいに、説明してくれた。
IT企業の割には、意外に保守的な社風なのが面白い。そしてそれは、会社としてのウリでもあると、概ねそんな内容であった。ふむ。

後半戦は、現場を知る人々の現場ライクな面接。
これまで数多くの企業に書類で落とされた私。その最たる理由が、

「お持ちのスキルと、必要とする業務のスキルが合致しない」
「今回の募集ポストに対して、キャリア不足」

といったもの。
このC社も、およそそんな感じの(これまでとはやや畑の違う)会社だったので、まあ書類で×だろうと思っていたところ、面接のお話が来て、むしろこちらがびっくりしたほどだった。

そして今回の面接でも、C社にとっての『必要とする人物像』を淡々と説明していただいたのだが、

「これまでの経験と照らし合わせると、合致する部分は少ないかもしれない」
「でもチャンスをいただけるなら、是非挑戦してみたい分野ではある」

といった回答に終始した。
というか、終始せざるを得なかった。
やってもいないことを「やったことがある」とは言えないし。
そんなごまかしをしても、すぐボロが出るのが関の山だし。

こちらがややネガティブな飯能市を示したせいか、向こうも持ち上げるように、

「いや、でも人柄採用ってのもありますしね」

とのご返答。
実際、企業としては面白そうなのだが、ご説明いただいた仕事の内容は、いささか私がイメージしていたものと、ギャップのあるものだった。大まかに言えば、技術職だと思っていたのが、蓋を開けてみれば営業もやってもらうんだけど、とか、そんな話。

『人柄採用〜』のくだりがあったので、2次もあるかな、と期待してみたが、実際は1次で落選。
私がギャップを感じた『営業面』でのキャリアに乏しいのが理由だとか。
残念ではあるが、致し方あるまい。

採用面接、残ったのは2社。
ミス連発で頭を抱えたA社か。
他の状況待ちと最後の砦的存在となりつつあるB社か。
あるいはそのどちらにも漏れ、ふりだしに戻るのか。

どうなるどうなる?
果たしてどうなる?

つづく。

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2012年03月22日

就職難局大冒険(8)〜実はミスの連続だったA社1次・2次面接

A社一次、B社一次と面接をこなし、いよいよA社二次面接へと立ち向かう前回からの続き。

A社2次面接は、年の瀬迫るクリスマスのあたりに行われた。
前回は多くの応募者と同席しての出だしだったが、私以外、周りに応募者の姿は見えず。
見覚えのある場所、前回歩いた通路を通る安心感とは対照的に、静かな、そして孤独な戦いへの緊張感が、否応なしに全身を襲う。

面接時間は約一時間。
途中で喉の調子が悪くなっては困るとばかり、喉スプレーは忘れちゃいかん。

ほどなく、前回も案内してくれた人事担当の方が、なにやら書類を持って現れた。

「すみませんが、前回やっていただいたSPIテストを、もう一度やっていただけませんか?」
「もう一度……ですか?」
「はい、用紙がうまく機械で読み取れなかったようで」
「そうですか、わかりました」
「すみません。内容は前回とまったく一緒ですので」

かくしてSPIテスト再試験、開始。
機械の読み取り問題とあっては仕方がない。なるべく汚さないよう気をつけつつ、用紙をチェックする。

……と、ここで重要なことに気づいた。
前回、名前は書いても、名前に関するマークシート(アルファベットのマーキング)を、した覚えがないぞ。

これだけでも、普通の試験なら不合格ものである。
あらためて面接(試験)の場を与えてくださったことに感謝しつつ、しっかり名前欄のマークを行い、その後は『前回と同じ要領で』設問の回答をマーキングしていく。

30分後。
内線電話でSPIが終了した旨を連絡し、書類をお渡しする。
……と、人事担当者の表情が、やや険しくなった。

「すみません、説明が不足していて申し訳なかったのですが……」
そう怪訝そうに切り出したのち、彼女はこう続けた。
「こちらのテストなんですが、回答方式がご記入いただいた方法とは違うんですよ」

へっ?
あんですと?

詳しい説明は割愛するが、例えばの話、5つある項目の中から、もっとも当てはまるもの、もっとも当てはまらないものをそれぞれ一つずつ、計2ヶ所をマークせよ、といった主旨の設問だったのに対し、私は5つの項目すべてに対して、当てはまる or 当てはまらないのマークをしてしまっていたのだ。通常なら、一つの設問では2つのマークしか存在しないはずのところ、私だけは一つの設問に5つマークが存在したと、だいたいそんな感じだ。

「もうしわけありませんが、もう一度やりなおしていただけますでしょうか……」

私に選択の余地はなかった。
機械の読み取りなぞ知ったことかとばかり、すべてのマークを消しゴムで消しまくる。というか、問題だったのは機械ではない。機械が理解できないようなマーキングを行った私にあったのだ。

SPIが(今度こそ本当に)終了後、2名の男性(役員と現場担当)を加えての面接に突入。
問答はそれなりに応対できていたはずだが、私の心模様はどんより一色。

「落ちたな、これは」

そんな確信が、頭の片隅にどっかと腰を下ろしていた。
センター試験で言えば、回答が一個ずつずれていた、そんなノリに近いだろうか。やり直しが認められたとはいえ、この失態が採用に何も影響しないとは、到底思えない。

そういえば、SPIテストの設問の中に、

「几帳面な性格である」
「物事を行う際には注意深く見極めてからとりかかる」

といった項目があった。
私には、この二つに肯定的なマークをする資格は、無い。
そう痛感しつつ、家路に就くのであった。

つづく。

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2012年03月15日

転職難局大冒険(7)〜B社面接の煮え切らない反応

A社一次面接をなんとか通過し、幾分余裕の面持ちでB社面接に臨むことになった前回からの続き。

B社の面接は、横浜方面にて行われた。
無論、会社の所在地が横浜方面だからに、ほかならない。
横浜なら、朝晩の通勤は(混雑するであろう都内方面とは反対方向となるため)ラクだろうな……などと余計なことを考えつつ、いざ鎌倉ならぬ、いざ面接。

面接を担当したのは、ちょっとガラの悪そうなおっちゃん。
とはいえ、そこは人事担当。人当たりや言葉遣いは、丁寧そのものだ。
第一印象はともかく、悪い人ではなさそうだ(そりゃそーだ)。

B社では、面接のみ、約40分に渡って。
感触は、こちらも悪くなかった。

知名度という点では皆無と言っていい会社なので、先方も会社の説明、そして私が採用された場合の業務について一通りの説明を進める。ただし、業務内容については、かなり端折られた感があり、こちらから突っ込んで聞いて、ようやく把握できた点も少なくなかった。

そして、会話の中で、早くも次の面接を匂わせる発言まで飛び出した。
受けるかどうかは別として、評価してもらえるのは、素直にありがたいことではあるが。

「今、並行して応募されてる企業さんとかありますか?」
「ハイ、あります」
「何社くらい受けてますか?」
「御社を含めて3社ほどです」
(この時点で、C社の面接が決まっていた)
「進捗はどのくらいですか?」
「ある会社さんは今度2次面接が、別の会社さんは、これから1次面接を、といった状況です」
「実際のところ、たいにーさんがウチに来てくれる可能性って、どれくらいありますか?」
「それはなんとも言えませんね。いろいろな会社さんのお話を聞いてみたいですし、条件面も当然絡んできますし……」
「うん、そりゃそうですよね」

一呼吸おいて、面接官のおっさんは続けた。

「こちらとしても、脈のない面接は続けても意味がないと思ってるんですよ」
「ハイ」
「他社さんの結果は、いつ頃出ますか?」
「分かりませんが、年明け……1月中旬くらいにはある程度、方向性が見えているのではないかと」
「ではそのくらいの時期に、まだたいにーさんがウチを志望してくださっているのであれば、あらためて面接の予定を組ませていただくってことでよろしいですか?」
「分かりました。こちらは、それで構いません」
「方向性が固まったら、エージェントさん通して連絡ください」
「ハイ、なるべく、御社にご迷惑をおかけしないようにいたしますので……」

こんな感じで、面接は終了。
この時点での私の感覚は、

「完全にダメというわけではないが、積極的に内定を獲りたい企業ではない。
他の会社がすべてダメだったときの滑り止め的存在」

という認識だった。
他社の進捗状況を見た上で、次の判断が下せるというのは、私にとってはありがたい展開である。だが、戦法からすれば、人物(=私)の力量を計る云々は置いといて、とにかくその気がありそうなら採用したい、といった空気が感じられたのは、いささかの懸念材料として残る。

この時点で、3社の面接が進行しているわけだが、誤解のないようにに書いておくと、この間も大量の企業(10社以上)から、書類選考で落とされた事実があることを、付け加えておこう。

「面接にこぎつけられるのは、10社に1社程度」

多くの落選通知を受け取りながら、私はこの言葉の重みを、ひしひしと感じるのであった。

落ち込んでいるヒマはない。
次はいよいよ、A社の2次面接だ。

つづく。

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2012年03月13日

転職難局大冒険(6)〜A社の一次面接に挑む

エージェントを介して各社への応募を重ね、ようやく最初の面接にたどり着いた前回からの続き。

某日、通常業務の終了後、いよいよA社の面接に臨む。
特に時間的なトラブルもなく、開始30分前に最寄駅到着。
そのまま訪問したのではさすがに早すぎるので、近くのマクド○ルドでハンバーガー+コーヒーで休憩および腹ごしらえ。心の準備を整える。

そして開始予定10分前に会場入り。
うむ、鉄板だ。

面接部屋に案内されてビックリ。
出席者は、私以外にもたくさんいた。
その数、およそ10人程度。
A社側が何人を採用しようとしているのかは分からないが、競争率は低くはなさそうだ。

そのうち、1名は開始約15分後に入室。
何かしらの事情があったのかもしれないが、もし私が採用側の立場だったら、よほどの理由がない限りは、この時点で彼は『ダメ』だ。自分の人生を左右するような場面で遅刻する人に、会社業務の一端を任せようとは、通常は思うまい。

さて、一次選考の内容だが……。
形式としては、最初にA社側から応募職種についての説明があり、その後、マークシート式のSPIテスト(性格適性検査)を実施。その間に一人ずつ、代わる代わる個別面接という流れ。

私以外の出席者に目をやると、皆、比較的若い。
おそらくは平均年齢が30に届くかどうかというところだろう。
私一人が、突出して高い年齢……かもしれない。

説明終了後、SPIテストが開始された直後、いの一番に私の名前が呼ばれた。
促されるままに、別室へ。

こじんまりとした部屋に、面接官が二名。
これまでの経歴、どんなことをやってきたか、仕事で心がけていることはなにか、一番苦労したと思う仕事はどんなものか……などなど、短い時間の中でさまざまな受け答えが展開される。

最後のこちらからの質問時間については、主に業務面での質問をさせていただいた。内容的には今の業務経験が全面的に活かせそうなため、その点をアピールしながら、A社の仕事に自分をマッチングさせるための要素を、質問の中から見出していく。

かくして約20分間の面接は終了。
他の人が次々に面接へと席を立つ中、私は黙々とSPIテストをやっつけ、A社をあとにした。

手ごたえはまあまあ。
今回の出席者の中であれば、落ちることはないだろう。何の根拠もないけど。

やがて、B社の面接日が近づいてきた頃。
一通のメールが届いた。

「2次面接のお知らせ」

これでA社は、第一関門をクリアしたことになる。
まずはホッと一安心。
こうして精神的に少し余裕を持った状態で、私は翌週のB社面接に臨むのであった。

つづく。

posted by たいにー at 23:15 | Comment(0) | TrackBack(0) | お仕事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2012年03月06日

転職難局大冒険(5)〜書類応募の絨毯爆撃

前回、いよいよ本格的にエージェントを使った転職活動を開始した。
開始したのだが……

エージェントによる活動の実態について、私は自分以外のケースをほとんど知らない。
過去には家人が何度か利用したのだが、未遂で終わり(案件を紹介してもらっただけ)、最終的に彼女は、自力で転職先を見つけた。

さすがに情報が乏しいので、某匿名掲示板で話を拾ってみると……
紹介案件や内定までの道のりは、それこそ千差万別、人それぞれのようだ。100件近くの案件を紹介されたという人もいれば、一件も紹介されず、祈られただけという人も(『祈られる』とは、採用や紹介を断られたことを意味する隠語)。エージェントに頼りなさを感じる人もいれば、的確なアドバイスのおかげで内定に辿り着いたという人もあり、ここでも縁や運命のいたずらが絡んでいそうだ。

閑話休題。

「面接にこぎつけられるのは、10社に1社程度」

この言葉を信じ、私は積極的に企業への応募を重ねた。
これが事実であれば、選り好みをしていては、とても採用成就など難しいということだ。多少条件は悪くとも、話を聞いてみるつもりで応募した方が、今後のためかもしれない。言い方は悪いが『下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる』の世界である可能性が高いのだ。

そして、面談から三日後。
動きがあった。

「A社が面接を実施したい」

A社は、一番最初に応募した企業のうちの一つ。
さしあたって9社までは蹴られる覚悟をしていただけに、やや拍子抜けの感、これあり(ただし、このあと5社連続で書類審査にて落選することになるのだが)。

そしてA社の面接日を前に、B社からも面接の案内が届いた。

ここまでは順調ではないか。
あくまでも『ここまでは』。

どんなに面接をこなしても、採用されなければ意味はない。
それでも、面接してもらえるというのは、着実に一歩を踏み出せたことに、変わりはない。

数日おきに追加される案件に、目を通しては、めぼしい求人に対して応募要請をかけ、数日後、思い出したかのように、片っ端から落選の通知を受ける日々が続く。

「だ……、大丈夫かなぁ……」

少しずつ自信を失いつつ、A社の面接日はやってきた。

つづく。

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2012年03月02日

転職難局大冒険(4)〜第二のエージェント

最初のエージェントと面談機会をもったものの、芳しい展開にはならなかった前回
転職エージェントは、一つだけではない。二つ、三つとエージェントを併用するケースもよく聞く。
私は迷わず、二つめのエージェント選定にとりかかった。

二つめのエージェントは、割と大手を選んだ。
それこそ、誰でも知っているような企業が運営しているところだ。
面談は、登録から一週間経つか経たないかという、こちらもスピーディーな展開で行われた。

面談設定日、エージェントの入るビルに赴く。
行ってみて感じたこと。
とにかくデカイ。
面談室だけで、いったいいくつあるのかと端から数えてみたくなるほどにデカイ。

ここで一つ、意表を突かれたことがあった。
事前にエージェントのお名前をお伺いしていて、面談相手はてっきり男性だと思いこんでいた方が、お会いしてみたら、実際は女性だったのだ。

例えて言うなら『まこと』という名前だったので男性かと思ったら、実は女性だった、といった感じ。

だからどう、ということもなく、単純にビックリしたというだけの話で。
さすがに二回目ということもあって、要領もある程度踏まえた上で、面談スタート。

「ご年齢からすると、これが最後のチャンスだと思います」

こちらでの開口一番は、コレだった。
前回のエージェントともども、年齢による転職の厳しさを伝える一言には違いないが、こちらの方が幾ばくかの希望を持たせてくれる。伝えている内容にネガティブさがにじんでいることは否めないが、相手を失望させず、やる気を起こさせる物言いである。人心掌握術に長けた方だとお見受けした。

その後、前のエージェントと同じように、細かいキャリアのチェックを重ねる。
そしてその上で、突如、たくさんの書類が登場。
どうやら、今回紹介予定の求人情報の数々のようだった。

「こちらの案件は○○の募集だそうで……結構しっかりした会社さんですよ」
「こちらは××で実績のある企業さんですね。緊急で一名募集しているそうです」

……と、採用を希望する企業側の簡単な事情を付け加えての説明。
早い段階でで求人情報を交えて面談ができるのは、双方にとって非常に意義があると思う。

こちらにすれば、『待つ』時間が減る。すぐに応募先の選定に移ることができる。そのため、俄然、活動に力が入るというもの。
また、エージェントにとっては、いくつかの企業に対する反応を見ながら、今後の紹介案件の方向性を見定める指針となる。つまり、お互いにとって今後の活動が効率的に進められるようになるのだ。

幾多の書類を前に、そのエージェントはこうも付け加えた。

「先にお断りしておきますと、書類を応募して実際に面接にこぎつけられるのは、せいぜい10社に1社程度です。ご利用される人の中に、たくさん応募したのにもかかわらず、片っ端から書類選考で落ちていくので、自信をなくされる方がいらっしゃるんですよ」

真偽のほどは定かではないが、少なくともこの一言は、多少のことで無意味に落ち込むといった状況を回避できる、魔法のような言葉になるに違いない。なかなか採用にならないときの免罪符となるか、何度も挑戦するための希望の光となるかは、自分次第である。

10件以上の案件を持ち帰り、その日のうちに、早速何件かの求人に応募。
計算上は、このうち一つくらいは、面接に辿りつけるはず。
できれば、10社応募するまでには、どこかの面接に辿り着きたいものだが、果たしてどうなるか。

仕切りなおしの転職活動、第2ラウンドの幕が切って落とされた。

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2012年02月29日

転職難局大冒険(3)〜第一のエージェント

前回、エージェントとの面談が決定し、いよいよその当日。

最初のエージェントとして選んだP社。
選んだ理由は、私が志望していた業界向けの求人情報を多く取り扱っているという点。
エージェントとの対面は、平日の夜、通常業務を終えたあとに、こちらから出向いて行われた。

別に採用試験でもなんでもない。ただの面談である。
変にかしこまる必要はないのだが、それでもエージェントとの初対面は、緊張の面持ちの中で始まった。

私の経歴や職務キャリアについては、事前に書類を送付済み。当然、エージェントはその情報を元に、より深く掘り下げたスキル・経験の把握に努めることになる。

一通りの精査を追えたエージェントの第一声は、

「このご年齢だと、どうしても厳しくなっちゃいますねぇ」

わかってはいたことだが、いきなり現実を突きつけられた格好だ。
名目上の年齢による採用制限は撤廃されたとはいえ、現実には年齢は大きな要素として今なお立ちはだかる。
その後、特定の業界に精通しているだけあって、具体的なスキルの話にも及ぶわけだが、こちらから色好い返事をいただけるようなものは、あまりナシ。

話していく中で、自分が無能に思えるのは、こーゆーときだ。

面談は30分ほどで終了。
厳しさは払拭しきれないものの、今回の話を踏まえ、希望に合いそうな案件を、のちほどご連絡しますとのこと。
私としては、困難な状況を覚悟しつつ、僅かな期待にすがるしかないという状況だ。

実際、帰宅すると、5、6件程度の案件が送られてきていた。
選り好みぃな私は、そのうちの一件に絞って応募。
結果は、早くも4日後に出た。

『結果:書類選考 募集終了』

先方がすでに他の採用者を決定した、ということである。
このあと、P社からの案件紹介は、パタリと止まってしまう。
(二週間に一件程度は紹介メールがきたが……)

このままではイカン。
私はP社に見切りをつけ、新たなエージェントに面談希望のメールを送るのであった。

続く。

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2012年02月21日

転職難局大冒険(2)〜代理人選定大作戦

錯覚させるメールラッシュ

転職エージェントへの申し込みを決意した前回からの続き。

探し始めてはみたものの。
求人企業がたくさんあるように、エージェントもこれまたたくさんある。

ためしに適当なエージェントを選び、サイトで、とりあえずの職務経歴、希望内容などを登録してみる。

すると翌日。
メールボックスが大変なことになっていた。

次から次へと、来るわ来るわのスカウトメール攻撃。
思わず『ワタシって人気者?』と勘違いしてしまいそうになるが、その内訳はほとんど(というかすべて)がエージェントからのお誘いメール。

「エージェントに登録したのにエージェントからお誘いメールが来るの?」という疑問も沸くが、メールはどうやらエージェント会社にぶら下がっている個人担当者、あるいは別の(提携?)エージェント会社からのもの。担当者ごとに専門分野や得意ジャンルがあり、同じエージェント会社で別々の人からメールが来る、なんてことも。

「あなたの経歴を拝見しました。転職のお手伝いをさせてください」
「興味深いキャリアだと拝察しました。具体的にご希望をお聞かせ願えないでしょうか」
「ぜひ一度お会いして、今後の展望とキャリアプランをご相談させてください」

間違って出会い系サイトにでも登録してしまったのかと見紛うほどの勧誘ぶり。
こうなると、頼もしいを通り越して、ちょっと怖い。

選べ、さらば道は開かれん

エージェント企業は、名前だけ見ても、どれも似たり寄ったりに思える。
ゆえに、選定には勘、あるいはインスピレーションが大いにモノを言う。
いくつかに絞ってもいいし、根性があればすべてに返信するのもアリだ。
ただ、すべてに反応していると、いろいろな意味で多大な労力を要求されることになりそうだが。

いくつかのエージェントに返信してみて思ったことは、具体的に話を進めようとしたら、まず一度、直接会ってお話しましょう、というシステムであること。
もちろん例外はあるが、やはり応募者の人となりを知ってこそ、活動を支援しやすいということなのかも。書類や文字情報だけで判断されるのも、いささか理不尽な気はするので、その理屈はわからんでもない。

多くの候補の中から、私はA社というエージェントを選び、直接お話を伺いたい旨のメールをお送りした。

返答は早く、数日後にでもお会いしましょうという話に。
早い展開はこちらとしても歓迎するところなので、快く応じることにする。
エージェントのオフィスが、異様なまでに現職場に近かったのが、ラクでもあり不安でもあったが。

意思は形となり、行動へと昇華する。
かくして、私の『具体的な』転職活動の幕は、切って落とされた。

続く。

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2012年02月20日

転職難局大冒険(1)〜ちょっと使ってみてもエージェント?

転職手段あれこれ

とりあえずは転職の決意を固めた前回からの続き。

いざ就職活動といっても、手段はいろいろある。
ダーマ神殿で、大神官さまの祝福を受けられれば一番手っ取り早いのだろうが、あいにくとワタシはダーマ神殿の所在を存じ上げない。どなかた知ってたら教えてください(見つけたとしても「レベルが足りない」と言われて門前払いされそうだが)。

で、現実を直視してみると。
求人情報は、至るところに掲載されている。インターネット、新聞広告、雑誌、ハローワーク……etc.

その中でも、手っ取り早いのは、やはりインターネットだ。
情報量、検索性、派生作業(該当企業のさらなる情報を調べるなど)と、どれをとっても抜きん出ている感は否めない。さすがは便利なインターネッツだ。

とりあえず、適当な転職サイトで、業務内容や給与、勤務地などの諸条件を入力し、該当する募集案件を眺めてみる。

件数そのものは、かなりあった。
ただ、表向きには門戸が広そうに見えるものの、実際には年齢や経験などで、多くの企業に弾かれそうな気がする(現在の雇用対策法では、名目上、年齢制限を設けて募集をかけることは禁止されている)。言わば、門はデカイものの、実は施錠されていて、裏の通用門からしか出入りできない……そんな感じ。

とりあえず、候補としてはまとまった数が抽出された。
この中から企業を精査し、片っ端から応募していくのが分かりやすい。
だが、件数が膨大になれば、応募するだけでも一苦労。さらには各応募状況をまめに管理しなければならないし、通常業務継続中の身である以上、転職活動に全面的なウェイトをかけるわけにもいかない。

そこで今回採用したのが、エージェントである。
エージェントというのは、簡単に言ってしまうと、

プロフィールや職歴、希望内容を伝えることによって、意向に沿った応募案件を探してくれて、なおかつこちらが希望すれば応募手続きも代行。先方の企業が了承すれば、面接の段取りも組んでくれる

……という、転職手続き代行業のような存在。
プロ野球選手がメジャーリーグや日本国内の契約交渉に同席させる代理人みたいなもんである。
もちろん、交渉金額は彼らの足元にも及ばないわけだが……。

エージェントを使うメリットとは

エージェントを使うと、どんな『イイこと』があるのか?

一つは、煩わしい作業の代行・仲介をしてくれること。
具体的には案件の絞り込み、面接の手配、合否の伝達などだ。

こちらの希望に沿った企業をエージェントが逐次見つけてきてくれるので、こちらはそれに対し、興味があれば応募表明、なければスルーしていくだけでよい。当然、一番最初に行う職務経歴書やキャリアシートの作成は難儀だが、どの道、転職活動では必要なものだし、面接する上で、自分の経歴を整理して頭に叩き込むという点では、いい機会ともいえる。一度作成してしまえば、その後の応募資料としてすべて転用が利くので、一度きりの苦労と思ってがんばるべし。

一つは、専門家としての傾向や対策、ノウハウを持っていること。
彼らは転職仲介のプロである。どんな企業がどんな人材を求めているか、どんな業務を進めているのか、企業風土はどんなものかなど、公式なものから非公式なものまで、さまざまな情報を持っている。個人で活動していては絶対に知りえないような情報も、エージェントを通せば入手できる可能性があるのだ。

デメリットも把握して、さあ申し込み

そしてもう一つは、これらのサービスが、応募者にとってはすべて無料で利用できること。
費用問題が発生するのは、あくまでエージェントと採用会社間のみで、応募者には金銭負担が一切発生しない。もちろん、面談や面接にかかる交通費や、諸書類の準備経費は自前持ちだが。

デメリットもないわけではないが、せいぜいエージェント内で選別される可能性がある程度の話だ。エージェントが抱える顧客(採用希望者)は一人だけというわけではないので、一つの案件(企業)に多くの希望者が応募する可能性もある。その場合、応募希望者多数による足切りなどで、名目上『企業様によって落選』という形を採ることもあるとか。

また、そもそも案件を紹介してもらえないというケースも発生し得る。
これはその人の年齢や経歴、実務経験などにもよるが、エージェントに依頼したからといって、確実に求人の応募先が見つかるという保証はないのだ。

もっとも、特定の企業に思い入れがあるのであれば、エージェントを使わず、企業に直接応募するという手もあるわけで、すべては自分の意欲と実力次第ということになるだろう。エージェントはその評価を客観的に判断して行動しているに過ぎない。

エージェントに関するうんたらかんたらはこれくらいにして。
実際にエージェントに申し込んでみよう、おう。

続く。

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2012年02月15日

転職難局大冒険(0)〜ワタシ、転職します

ワタクシゴトで申し訳ないが、このたび、転職することとなった。

今の仕事は、業務的には性に合ってるし、環境(人間関係)も悪くない。残業がほとんどないのは、今のIT業界にあっては絶滅危惧種だとも言われるほど。
人によっては、とても恵まれた環境だと思う。

でも、私にはダメだった。
というかダメになった。

給与面、キャリアプラン、労働モチベーション。
どれが決め手というわけではないが、すべてにおいて同時多発的に問題が生じてきた気がする。

テキトーに働きたい人にはもってこいなのかもしれないが、私にはツラかった。
無難すぎることがツライ。
そして何より、将来の展望が全く見えないことがツライ。

とにかくいろいろ思うところあっての決断だ。

重い腰をあげたのは、2011年11月上旬。

結末がどうなるかはまったく見えていないが、とにもかくにも、私は動き始めた。
特にいつまでに決めたいという展望はない。早いに越したことはないが、焦って動いても希望する結果には辿り着けない気もする。

というわけで、何回で書き終わるのか、まったく見通しは立っていないが。
『あっぱれ転職大宣言』シリーズの開幕である。

あまり面白い話になるとも思えないが。
実際に転職を検討している方などにとって、参考になれば幸いである。

このシリーズを書き終えるまでに、再び新たな転職先を探している……なんてことにならなければよいのだが。
次号『エージェントを使うという選択』を待たれい。

posted by たいにー at 18:51 | Comment(0) | TrackBack(0) | お仕事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする