2017年01月09日

日本酒と魚介料理に定評のある武蔵小杉の老舗店、海鮮山鮮

武蔵小杉に住み始めて、かれこれ10年以上となる私だが。
以前から気になってはいたものの、なかなか入る機会に恵まれないお店、というのが結構ある。

今回ご紹介するのも、そんなお店の一つ。
綱島街道・市坪交差点近くにある居酒屋、海鮮山鮮だ。

海鮮山鮮(武蔵小杉)

一般的にいうところの『海千山千』(うみせんやません)は、世間の酸いも甘いも知り尽くした百戦錬磨のイメージだが、千→鮮と置き換えることで、元のイメージを残しつつ、飲食店にふさわしいイメージを醸し出している。

この店に初めて伺ったのは、2016年の夏。
その後、なんどか訪れているのだが、記事にするタイミングを完全に逸してしまっていた。
時季外れのメニューもあるが、そのあたりはご容赦いただきつつ、とりあえずご紹介。

すべてはお酒のために、美味しくいただくために

こちらのお店の売りは、魚介系料理の数々。
そして、それに合うお酒、主に日本酒の品ぞろえに定評がある。

ここ一年で日本酒に目覚めた私としては、開拓するべくして開拓することになった店なのかもしれない。
では、お酒とともに、お料理をいただこう。

紅鮭のかま焼き(海鮮山鮮)

パッと見でいくらと大根おろししか目立たないが、最初の皿は、紅鮭のかま焼き。

言ってみれば、親子共演の焼き物料理。鮭そのものの塩味がそれほど強くないだけに、いくらの塩味とおろしのさっぱり感がいいバランスで交わりあう。でも、鮭の身を箸でつまむと、いくらを一緒に箸にのせるのは難しく、最後に『いくらおろし』という料理に変貌してしまう……のは、ご愛敬。

秋野菜の揚げ浸し(海鮮山鮮)

ザ・秋メニューから、秋野菜の揚げ浸し。
素揚げから天ぷらから、芋からピーマンかられんこんから、味だけでなく色彩的にも楽しめる一品。

れんこんの穴に詰まっているのは明太子。これだけでお酒がガンガン進む味わい。
こちらには大根おろしとしょうがおろしが添えられており、濃い味の緩和剤(?)として大活躍。

タコの磯辺揚げ(海鮮山鮮)

磯辺揚げであることは、写真を見てだいたいわかると思うが、何の磯辺揚げかわかったら、すごいぞ。
実は……と、引っ張るほど奇異なものではないのだが、タコの磯辺揚げ。

狙ったものなのかどうかは分からないが、磯辺の衣が比較的厚めで柔らかく、タコの触感と若干かぶり気味。一体化しているという見方もできるし、タコの触感が楽しめないとも言えるし、タコに何を求めているかで、この料理の評価が変わってきそう。

辛子蓮根(海鮮山鮮)

こちら、熊本名物・辛子蓮根。
家人の大好物だが、九州料理のお店でないと、なかなか提供されないのが悩みの種。ということで、メニューに書いてあると、必ず注文する一品。

だが、海鮮山鮮の辛子蓮根が、他の店のそれと決定的に違っている点が、一つある。
それは、料理が『揚げたて』で供されること。

辛子蓮根といえば冷たい、あるいは常温の料理というイメージがあるが、ここの辛子蓮根を同じ感覚でほおばると、確実にやけどする。だが、これが美味しい。私の中の辛子蓮根のイメージががらりと変わった。そして、子の辛子蓮根のためだけに、また来てもいい、と思わせる一品である。無論、お酒のお供に最適というのは、言うまでもない。

アジのなめろう・秋版(海鮮山鮮)アジのなめろう・夏版(海鮮山鮮)

上の写真は、どちらも同じ、アジのなめろう。
ただし、左が秋バージョン、右が夏バージョン。夏の方が、氷の上に乗って、非常に涼しげ。

見た目もそうだが、実際に食べてみても、かなりボリューミー。
しかも味噌とゴマの風味がかなり強い。そのため、塩味も強めとなっているので、基本的にお酒とともにいただくのが前提のメニューと言える。もう少しアジそのものの風味を前面に押し出してもいいかも。

愛すべき武蔵小杉の老舗店

日本酒とお通し(海鮮山鮮)

というわけで、『お酒とともにいただく』という観点で、料理をいただいてみた。
全般的に味付けは濃い目で、そのあたりがお酒を売りにする店ならでは、という気がする。
また、客層に男性やサラリーマンが多いのだろうな、と感じさせる要素では、ある。

日本酒は常に10種類前後を用意し、定期的に銘柄が入れ替わっている模様。
日本酒の品ぞろえが充実しているお店は、武蔵小杉駅近辺ではあまりないだけに、それだけでも貴重な存在である。むしろ、もっと増えてほしいくらいだが。

お店に行ってみるとわかるが、料理のメニュー数が非常に多く、そのほとんどが、まるで受験生の合格祈願のごとく、壁などに貼りめぐらされている。もちろん、手元にメニュー評もあるのだが、これもまた、寺子屋の教科書のような装丁で、かなり味のあるつくり。

武蔵小杉が全国的に有名になる前から存在する、貴重なお店の一つでもあるこのお店。
魚料理は、冬場がおいしいイメージ。
この季節が終わらないうちに、また足を運んでおきたいところだ。

posted by たいにー at 23:24 | Comment(0) | TrackBack(0) | 武蔵小杉・新丸子 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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