2016年01月12日

2016年の成人式、酒に呑まれる新成人続出するも、沖縄の別格感は圧巻

年に一度、そして新成人にとっては一生に一度の大イベント、それが成人式。

日本中の同じ年齢の人を公式に、それも同時に祝うというのは、成人式くらいのものである。海外ではそもそも『成人』の定義が国によって異なることもあって、日本のような形態はあまりないらしい。ふむ、そうなのか。

そんな一大イベントであるからして、参加者も熱が入る。
熱が入れば、興奮もする。興奮すれば暴走する。

というわけで、今年もそんな季節となったぜよ。
まずは過去4年間の成人式の状況を振り返りつつ、今年起きた事件をつぶさに眺めていこう。

以下、『こんなオトナになってはいけないぞ』という反面教師の場でもある、新成人にまつわる成人の日事件簿、いってみよー。

その1・和歌山県和歌山市:傷害容疑で逮捕

和歌山市で行われた成人式会場で、新成人の男性が顔や頭に大けがを負わせたとして、同じく新成人の男性(建設作業員)を傷害の疑いで逮捕。
殴る蹴るの暴行を受けた被害者の男性は、急性硬膜下血腫などのけがを負った。

容疑者は「知らない男にいきなり後ろから首を掴まれて腹が立ち、シャンパンの瓶で殴った」とのことだが、容疑者、被害者共に酒に酔っていたとのことで、『いきなり後ろから首を掴まれて』の情報、およびその前後関係については、かなり眉唾もの。

被害者は一時、意識不明の重体となっていたが、現在は意識が回復しているとのこと。
最大の謎は、なぜ会場にシャンパンの瓶を持ち込むのか。

その2・愛知県刈谷市:暴行容疑で逮捕

愛知県刈谷市での成人式会場前で、乗用車の運転席にいた28歳の男性に「うるさい、お前、どこのやつだ」と言って胸ぐらを掴み、首を絞めたのち、平手打ちを喰らわせたとして、市内在住の新成人の会社員男性が暴行の疑いで逮捕。

犯行の際、警察官が止めに入ったが、容疑者は逃走。
翌朝、自宅にいたところを逮捕された。

調べに対し容疑者は、胸ぐらを掴んだことは認めているものの、暴行については否認しているとのこと。

加害者は新成人だが、被害者は既成人(28歳)。被害者は新成人の知人女性を迎えに来ていたとのことで、とんだとばっちりを受けた。
今回紹介した逮捕者の中では、唯一逃走した挙句に掴まっていることを考えると、悪質性も十分。水でもかぶって反省しなさい。

その3・岐阜県関市:傷害容疑で逮捕

岐阜県関市で、成人式後に行ったカラオケ店で口論となり、面識のない別の新成人の会社員男性を口論の末、数回殴り、鼻を骨折させるなどの被害を与えたとして、とび職の新成人(この時点では19歳)が逮捕された。

当時、二人とも酒に酔っていたとのこと。
被害者男性は中学時代の担任と同席しており、この元担任が通報した。

式の会場で飲んでいたわけではない、というだけまだマシかもしれないが、殴った新成人の酒量は、そのキャパシティを明らかに超えていた、と見るよりほかない。
期せずして通報することとなった元担任の悲痛や、いかばかりか。

その4・沖縄県那覇市:公務執行妨害で8人逮捕

沖縄県那覇市で、成人式のトラブル警戒にあたっていた警察官に向かって、停止を求めたにもかかわらず車を走らせたとして、公務執行妨害で新成人男性8名を現行犯逮捕。

御用となった車は2台、いずれも改造車で、警察の検問を突破し、国際通りに乗り入れようとした。

毎度おなじみ、さすがの沖縄は規模が違う。
危険行為でも集団心理が働いて……ということはしばしば見受けられるが、逮捕された連中の場合、ハナから捕まる気満々でやってたんじゃないか、という疑念すら浮かぶ。
捕まって悔いなし、とかだったら、実に面倒、かつ厄介な存在である。

その5・沖縄県沖縄市ほか:道交法違反で4人逮捕

沖縄県沖縄市の新成人男性(会社員)が、市内で赤信号の交差点を通過したとして、道路交通法違反(信号無視)の疑いで現行犯逮捕。

同じく沖縄市の新成人男性(大工)が、市内の国道で反対車線を30メートルほど逆走したとして、やはり道路交通法違反(通行区分違反)の疑いで現行犯逮捕。

このほかにも道路交通法違反で、計4名の新成人が逮捕された。
逮捕された新成人の一人は、「これまで成人式を見てきて、同じように暴れたかった」と供述しているという。

世の中には『モラル』という、社会共通の普遍的概念があるのだが、地域によっては、成人になってもなお、反社会的行動に憧れる輩がいるらしい。
これで合計12人の逮捕者を輩出した沖縄県。
基地問題と尖閣問題に揺れる国境県の明日はどっちだ。

その6・神奈川県横浜市:会場ステージでトラブル発生

日本最大級の規模となった、横浜市・横浜アリーナの成人の日を祝うつどいで、式典の最中に一部の新成人が周囲の制止を振り切り、壇上に上がるトラブルが発生。警備員などと揉みあい、一時騒然となったが、逮捕などの事態には至らなかった模様。

25000人規模で行われた、国内屈指のマンモス成人式。
人が多ければ、アホの一人や二人は出るということか。

その7・茨城県水戸市:式典の進行妨害、および破壊活動

茨城県水戸市の成人式で、式典の実行委員長が誓いの言葉を述べているときに、一部の新成人がマイクを取り上げ、式典をジャック。取り上げたマイクで叫んだ内容は、

「おめえがあいさつしてんじゃねえ! このやろ〜!」
「なめんじゃねーよ!」
「みんな、よろしく〜!」
「盛り上がっていこうぜ!」

といったもの。その後、この実行委員長が

「僕が話すことが気に入らない方もいると思います。
みなさん、しっかりと成人としての自覚をもち、これから社会人としてはばたいていきましょう」

と気丈に語ったが、返す刀で

「てめーが代表じゃねえ、このやろー!」

とやり返したとか。

その後、バカどもは焼酎のボトルをあおりながら、ステージ脇の大型スピーカー設置台によじ登り、機材を破壊。現場には警察官約20人が駆け付けるなど、会場は大混乱。

式典終了後も一触即発の事態となったが、騒ぎを起こした新成人らが謝罪したとして、警察は立件を見送った。

普通に逮捕事案じゃないの? という気がしないでもないが、かなり寛大な措置を取った模様。アホ軍団と対峙した実行委員長の絶妙の切り返しが素晴らしい。委員長が自分のひのき舞台を飾るために用意した脇役だったとしたら……。いや、演じるにしてもアホすぎるか。

後日註
一旦は立件を見送った警察だが、上記のような所業に加え、式典を主催した職員が被害を訴えたこと、およびSNSに妨害行為を誇示するような書き込みがあったことから、威力業務妨害容疑での立件する方針とのこと。式のあとにゴミ拾いをしていたとのことで、そこだけは称賛に値するが、ホントに『そこだけ』である。

その8・静岡県湖西市:過失運転致傷容疑で逮捕

静岡県湖西市の成人式会場敷地内で、車のドリフト走行を行っていた新成人の男性(工員)が、60代の夫婦をはね、重傷を負わせたとして、静岡県警はこの男を過失運転致傷の疑いで現行犯逮捕した。

被害者のご夫婦は、孫の成人式を見に来場しており、二人とも歩道で車にはねられた。
男性は頭部外傷、女性はろっ骨骨折、骨盤骨折の重傷を負った。

孫の晴れ姿を見に来たご夫婦に、超絶アホンダラの所業による悲劇が降りかかった。
ご夫婦もつらいだろうが、新成人の孫もさぞかしつらいであろう。
っつーか、成人式に何しに来とんじゃ、おのれは。

その9・愛知県豊田市:暴行容疑で逮捕

愛知県豊田市の成人式会場で、新成人の男性(会社員)が、焼酎の瓶を持って会場に入ろうとしたところ、受付の男性に注意され、トラブルに。
終いには口に含んだ焼酎を、この受付男性に吹きかけたとして、暴行容疑で逮捕された。

暴力(暴行)が正論を捻じ曲げる、典型的な例。
非行を注意されて逆切れする人に、成人の肩書を名乗ってほしくはない。
小学生からやり直したまへ。

その10・福岡県北九州市:公務執行妨害で逮捕

福岡県北九州市の成人式終了後に、会場の外で出席者によるケンカが発生、駆けつけた警察官を突き飛ばしたとして、公務執行妨害の疑いで新成人の男性(建設作業員)が逮捕された。

逮捕された男性は、血を流して倒れていた友人を介抱していたらしく、殴った空いては別にいるとみられる。駆け寄ってきた(助けようとした)警察官を突き飛ばしたのは、例によって酒に酔っていたから。

沖縄と並び、毎年『荒れる』ことで有名な北九州市の成人式は、開催前から派手な衣装の自粛呼び掛けが成されていたが、ほぼ意味を成さなかったらしい。それでも、公妨の一件だけで済んだとなれば、地元としては御の字か。

 


例年に比べ、目立とう精神(死語)による暴挙が少なかった分、今年は飲酒によってたがの外れた若者による事件が目立ったように思う。

酒の飲み方、自身の許容量も知らないくせに、成人式=量を問わず公然と酒を飲んでいい日と勘違いしているバカどもが多すぎる。ましてや、暴れている姿に憧れるなど、狂気の沙汰もいいところだ。

もっとも、家庭で食事すら一緒にしないという現代において、家族(親)が酒の飲み方を子供に教えるなど、夢のまた夢か。

いずれ、大学などで教養課程の一環として、アルコールの種類や摂取と、それに伴う社会的影響を理由させる日が来るのかもしれない。

posted by たいにー at 23:51 | Comment(0) | TrackBack(0) | 時事ネタ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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