2015年08月03日

JR武蔵小杉駅・横須賀線口の混沌具合・後編〜改札口のルール徹底編

前回の混雑編に引き続き、今回はルール編。
多くの人がイライラ感を抱きつつも、ぐっとこらえているであろう、朝のラッシュ時における武蔵小杉駅・横須賀線口改札の列並びについてである。

ルールといっても、法や条例になっているものではない。
あくまでマナー、モラルの世界。
とはいえ、これを全員が守れば、混雑している中でも混乱なく動線は流れ、そして利用者のストレスも最小限に抑えられる。

前回のメールに書いた通り、時間帯にして7:30〜9:00あたりは、ホームも混むが、改札も混む。
この際、前述の『ルール』を守るか否か、この判断で、駅の混雑と秩序は大きく左右される……のは、普段、この改札口を利用される方なら、すでにお分かりのことと思う。

 

実際に、その『ルール』を見ていく。

まず、JR武蔵小杉駅の横須賀線口に設置された改札口は、有人のものを含め、全部で6つ。
自動改札は5つで、駅外から駅中へと吸い込まれていく人々(乗車客)が通れる改札は、基本的に3つ。駅から出てくる人(降車客)は、2つ。
もちろん、タイミングなどによって、この数は逆転、もしくは増減する。

乗車客が改札を入ると、その先には、ホームへと続く上りのエスカレーターがある。
多くの人は、このエスカレーターを目指す。
エスカレーターは2列分の幅しかないから、左2つの改札を通った人が、そのままエスカレーターへと流れ込む。

……となると、3つめの改札を通った人はどうなるのか?
3つめの改札通過者は、直進目的ということになる。すなわちその先にある階段利用、もしくは長い道のりを辿って、南武線ホームを目指す人向けとされている。

この『あるべき利用体系』を図にしたものが、下の図である。
改札を入ってすぐ左上にある階段のようなものが、エスカレーター。
その右側を上へ直進していくと、その先には階段、さらには南武線ホーム絵を続く通路が続く。

■乗車客3列、降車客2列の理想フロー図

乗車客3列、降車客2列の理想フロー図

わざわざ『理想』と書くからには、現実は、こうはなっていない。

エスカレーターへと続く左2つの改札行列は伸びまくり。
チンタラ並んでいると、もうすぐホームに入線してくる電車に乗れなくなる。
そう考えているのかどうかは分からないが、この(主に)直進する人向けの3つめの改札(ここは空いている)を通り、まっすぐ行くと見せかけて(いや、ほとんどの人は見せかけもせず)、エスカレーター列に堂々と割り込んでくる人が、意外といる。結構いる。

具体的に図示すると、下の図のような感じ。

■現実その1:左3列目の改札通過後から流れ込む図

現実その1:左3列目の改札通過後から流れ込む図

この状況が顕著になり始めてから、JR側も、改札通過後のエリアに、行列整理などで使われるベルトパーティションを設置した。言うまでもなく、3列目は直進者用ですよ、と啓蒙するための策だ。

だが、啓蒙はあくまで啓蒙。
マナーなき者の眼には、ちょっとした障害物にしか映らない。

 

割り込みパターンは、もう一つある。
それは、大勢の降車客が押しかけたタイミングなどで、乗車客用の改札が2つしかとれない状態のとき。

乗車客は、3列使えるものと思って、3つめの改札めがけて歩いていく人も多い。
しかし、改札前までたどり着くと、実際に使える改札は2つ。

となると、どうなるか。
一分一秒を争う朝の通勤時間帯、悠長に本来の列に並び直すという人は、極めて稀。その多くは、下図のごとく、当然とばかりに改札機前からの割り込みを謀る。

■現実その2:左3列目の改札手前から流れ込む図

現実その2:左3列目の改札手前から流れ込む図

二つの現実がもたらす結果。
それは、改札入場待ち列の拡大だ。

このとき、見た目に顕著に影響が出るのは、割り込みを受ける左から2列目ではなく、一番左の列。


毎朝の通勤利用者は、割り込みが慢性的に発生し、2列目が見た目の列の短さほど、速くは進まないことを知っている。実際、倍以上の列の長さであっても、左1列目の方が最終的に早く改札にたどり着ける、ということも珍しくない。だから、列長ーな、と思っても、一番左の列に並びたくなる。デリドまで伸びてようと、我慢して並ぶ。

短いと思って最後尾についた2列目は、実際には『罠』であることがほとんど。しかも、列消化遅延の原因が、相次ぐ割り込みによるものだということを、ほとんどの人が改札近くで目の当たりにする。これでは、ストレスを感じる人も少なくない。

見るに見かねたのか、あるいは多数のクレームが入ったのか。
JRはついに動いた。
朝のピークタイムのみではあるが、下の社員のような注意書きを掲示。さらに、ベルトパーティションのところにスタッフを配置し、割り込み入場を阻止する戦術に出た。

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注意掲示+スタッフ配置。
この方策がとられて以来、先に紹介した二つの現実図のような光景を目にすることは、ほとんどなくなった。

だが、たかだか行列整理のためだけに、本来不必要な人件費が割かれているのも確か。スーパーマーケットに対する心無いクレームなどもそうだが、こういった各人のモラルで解決できるはずのことにマンパワーを投入することは、長い目で見たとき、価格転嫁やサービス低下など、利用者の不利益につながる。

 

JRの苦肉の策で、一応の秩序を取り戻した横須賀線口。
以前、武蔵小杉駅の南武線ホーム向けに『よんれつ』というキャラクター(?)が登場し、一世を風靡(??)したことがあった。

ここはひとつ、兄弟分の『にれつ』が出てきてもいいんじゃないか、という気がする。
そして、その発信力(???)をもって、内外にその問題を知らしめてみてはどうだろうか。
小さなお子さんが、

「ポスターに『にれつで』ってかいてあるのに、さんれつめの人がエスカレーターに行くのは、なんでー?」

と親御さんに訊いてくれれば、しめたものである。
とはいっても、こーゆー割り込みをする人って、あんまり人の話、聞いてくれないのよね。
困ったものである。

なお、今回の記事。
先行して武蔵小杉ブログさんで、似たようなテーマの記事を掲載されていたので、載せるか否かで悩んだのだが、途中まで書いちゃっていたので、ええい載せちゃえ、と掲載することにした。

一部かぶっている情報、および不足している情報(改札の増設など)については、ご容赦いただきたい。

posted by たいにー at 23:57 | Comment(0) | TrackBack(0) | 武蔵小杉・新丸子 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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