2014年09月29日

問題は低予算か、あるいは…… 仁川アジア競技大会、噴出しすぎる問題を総ざらい

2014年仁川アジア競技大会。
9月19日に開幕し、10月あたままで、アジア各国が競う、スポーツの祭典である。

連日、部分的に報じられてはいるものの、漏れ聞こえてくる、運営のずさんさ。
そして、その実情を深く調べてみると、とにかく酷い。酷過ぎる。
かつて、これほどトラブルの多い国際スポーツ大会があっただろうか、というほどに。多くの問題が指摘された、その問題の多さたるや、今夏のブラジルワールドカップをはるかに凌ぐほど。

問題の根源がどこにあるのかは今後の検証作業となるだろうが、強く指摘されているのは、大会予算の使い道。2600億円の予算に対し、競技場などの建設に2100億円もの費用を投じたため、自動的に運営費が500億円となり、人員配置やインフラ整備など、各所に弊害が生じ、実際に問題となった。

本記事では、これら発生した問題について、報道や写真などで内容が確認されたものに限り抽出し、いくつかのジャンルに分けて、まとめてみた。

別に韓国に恨みがあるわけではない(好きではないけど)が、あまりにも山積する問題の数々に、これはいくらなんでも、あんまりでねーの、と思わずにはいられない。

<運営サイドの不備・不手際による問題>

  • 仁川競技場の聖火が約12分間、完全に消える事態が発生
  • バドミントン女子団体の会場で、試合中に停電、一時試合中断
  • アーチェリーの会場で、大型電光掲示板とメディア席の拡張工事を、試合と同時進行
  • 重量挙げ女子の表彰式で、運営側がインドネシア国旗を間違えて用意、急きょ選手が持っていた国旗を借りて表彰式を続行した
  • 昼食の弁当からサルモネラ菌などが検出され、弁当76個を廃棄。代替を用意できず、軽食が用意されたものの、射撃とフェンシングの中には昼食抜きで競技に出場した選手も
  • 選手村のエレベーターが断続的に停止。22階(サッカー)や17階(バレーボール)に宿泊の日本選手が階段で昇り降りする羽目に
  • 同じ宿舎には空調設備もなく、高層階でも蚊が発生、にもかかわらず、部屋には網戸なし
  • 女子サッカー1次リーグで得失点差の計算方法を誤り、準々決勝の組み合わせを訂正
  • ビーチバレー会場の選手控え室が仮設テントで、空調も飲料水もなし、更衣室は外から見えるテントで、しかも控え用テントから150m離れた場所
  • チケットの販売不振が深刻、開幕後の26日現在、目標の65%にしか達していない
  • イスラム教徒の女性が髪を覆う「ヒジャブ」の着用が認められず、女子バスケットボールのカタール代表が試合を放棄。禁止であると通告を受けたのは試合直前
  • 選手村内のカフェテリアに不審者が侵入し、選手を怒鳴りつける事例が発生
  • 韓国SBSが女子バレーボールの日本−韓国戦を放送中、『大韓民国』を『大韓日本』と表記し、問題に
  • 開幕後の記者会見場のイスの数が足りず、Wi-Fi利用のパスワードも非公開状態。各国メディアは自前の通信手段を使う羽目になったが、開会式では組織委員会が準備したネットワーク以外をすべて遮断、開会式の映像や情報をリアルタイムで配信することが不可能に
  • 大会の通訳スタッフ数十人が、待遇を理由に辞退。そのため通訳の絶対数が足りず、ハンドボール日本代表はインタビューできずに会場を去る一幕も
  • 大会スタッフ用の席がなぜか販売に出され、混乱
  • アーチェリーの試合会場で用意された弁当が賞味期限切れ、ボランティア260人が食事を拒否
  • 男子バスケットの中国代表の宿泊部屋が選手村内で不足し、キッチンで就寝する選手も
  • 卓球・福原藍が出場した試合で使われた卓球台が、明らかに傾斜していた上、ネットの高さがおかしなことに(※後日追記)
  • 陸上女子3000m障害競技で、バーレーンの選手が圧倒的な速さで優勝、表彰式に臨んだが、金メダルを授与するその直前になって、突如、反則により金メダルが無効とアナウンス。翌日、あらためて表彰式を行うこととなり、各メダルはそれぞれ繰り上げで授与される予定だったが、あらためて試合映像を確認した結果、反則は認められず、メダルは当初の結果通りとなった(※後日追記)
  • 陸上女子100m決勝前に降った雨による水たまりを除去するため、審判員らが雑巾で作業を行った(※後日追記)
  • 閉会式で音響設備から白煙があがるトラブル発生(※後日追記)

<モラルの問題>

  • 開会式で、日本選手団に会場からブーイング
  • ソウル市内の野球場で練習したタイ代表チームが照明点灯を断られた
  • 柔道会場で取材エリアを担当するボランティアが選手と写真撮影
  • ボランティア学生が「これこそボランティアに志願した理由です」というコメントともに、記念撮影した写真をネット上で公開
  • 大会会場でボランティアスタッフが賭け花札やトランプに興じていた
  • 韓国の大会関係者が資格認定証の他人への貸与を行い、資格のない人物が会場入りしていた事実が数多く発覚
  • 柔道の試合会場で、大韓柔道会会長が入館証のない知人3人を連れて入ろうとしたところ、警備関係者と衝突。自分が王であると誇示した上で、警察を恫喝する一幕も
  • エアピストル競技で、中国チームに敗れた韓国チーム監督が、中国チーム側からの挨拶を無視、男子10メートルエアピストルでは韓国が金メダルを獲得したが、他国の競技が終了しないうちから選手、観客、メディアが大騒ぎ
  • 男子1メートル板飛び込みで、韓国選手がカエルのような姿勢で着水し、0点という結果に。コーチは「風が強すぎたせいだ」と主張しているが、組織委員会は「空調は稼働させていない」と説明(※後日追記)
  • 韓国のシンクロ代表選手選抜に置いて、大韓スイミング連盟理事が選手の親から金銭を受け取った疑い(※後日追記)

<意図的と思われそうな問題>

  • バドミントン男子の日本−韓国戦で、コートチェンジ前後両方で、日本に向い風
  • 台湾の野球チームが試合前に抜き打ちのドーピング検査を受け、ウォーミングアップできず
  • 同じく台湾のバドミントンチームが試合の2時間前に会場入りしろと言われ、送迎車を待っていたら、2時間待たされた
  • 馬術で、韓国人選手だけが、メディア取材からのガードを受けた
  • バドミントン女子の団体戦決勝・中国−韓国戦で、韓国の選手が審判にシャトル交換を要求する際、シャトルを握りつぶして審判に渡したり、中国選手にシャトルを渡す際、遠い位置に打って相手の体力消耗を狙うなどの行為があった
  • 馬場馬術の試合で、韓国が他国の競技中に音楽を流して妨害
  • ボクシングで韓国人選手と戦ったモンゴルやインドの選手が、明らかに優勢だったにもかかわらず、判定に持ち込まれると、決まって0-3で敗れるという結果に。インドの選手は憤慨のあまり、表彰式で銅メダルの授与を拒否
  • レスリング競技のイラン−韓国戦で、明らかにイラン有利に試合が展開するも、韓国側に高得点が加算される不可思議さ。最終的に韓国の勝利となった結果に不服を抱いたイランの選手は、試合後の整列を拒否(※後日追記)
  • 男子ボクシングのバンタム級試合、優勢に見えた中国人選手が、相手の韓国人選手に0-3の判定で敗れた。3人のジャッジ全員が28-29という結果で、会場からも判定にブーイング(※後日追記)
  • バドミントンの風問題は、韓国−中国戦でも見られ、同様に中国チームが向かい風となり、コートチェンジの際は空調が切られたと、中国チーム監督が語っている。試合も韓国が勝利した(※後日追記)

<無理やり政治を絡めた問題>

  • 開会式の日本人選手入場の際、『周辺国と深刻な外交摩擦を起こす国』というテロップで紹介
  • ホッケー日本代表の練習を見学していた韓国の女子高生が、記念品として渡されたバッジのデザインを『旭日旗に似ている』として抗議
  • サッカー男子の日本−韓国戦で、韓国のサポーターが安重根(伊藤博文暗殺犯)の顔を描いた幕を掲げる
  • 大会メディア関係者専用バスの車内で、抗日ドラマが放送されていた(※後日追記)
  • 仁川の小学生が、授業で作った参加国の国旗のうち、北朝鮮の国旗を持って女子マラソンの応援に訪れたところ、警察が回収、学校には再発防止の要請(※後日追記)

<その他のトラブル>(※後日追記)

  • ネパール選手団の3人と、パレスチナ代表の重量挙げ選手が行方不明に
  • 韓国NAVERのメダル数ランキングの基準が、状況に応じて『メダル獲得総数』『金メダル獲得数』と変化しており、韓国が一位になるような指標に恣意的に変更された
  • 金メダルに輝いた中国の女子ハンマー投げ選手が、ドーピング発覚により失格処分に

至るところで、選手のパフォーマンスを十二分に発揮できないような仕掛けが散りばめてある。無論、その多くは意図してやったものではないのだろう(と信じたい)。これが途上国で開催されたものであれば納得もいくが、開催地は(自称)先進国の韓国である。手抜き、不備、事故があったとしても、あまりにも度が過ぎやしないか。

特にスポーツと政治を露骨に絡めてくる姿勢は、世界広しといえども、韓国くらいではなかろうか。日本を嫌うのは一向に構わないが、『外交摩擦を起こす国』だからどうだというのだろうか? インチキ、反則しても構わない相手、とでも言いたいのか。この点においては、同じ反日でも中国の方が、すがすがしく感じられるほどだ。

もっとも、日本も一方的にホスト国を責められる状況ではない。
日本の競泳選手が韓国メディア記者の高級カメラを盗んだとして、現地警察から事情聴取を受けており、選手団から即時追放されている。選手としてというより、人として責められるべき行為というほかない。

さて、今回の件だけでもお腹いっぱいだが、恐るべきは、同じ国で4年後、冬季五輪が開催されるという現実である。平昌五輪でも、今回同様、予算不足や工期の遅れなどが指摘されており、解決のメドが立っていない。冬季の競技は、場合によっては命に関わるようなものが多いだけに、選手にとっての最高の舞台が、悲劇の舞台となる可能性も、十分にある。

2020年に夏季五輪を控えるどこかの都知事が、この仁川アジア大会に学びたいと言っているようだが、反面教師という言葉以外、学ぶ要素が見つからない。とりわけ、ローコスト運営を追求するがあまり、必要な部分に十分な予算を割かないと、問題が噴出するという点は、肝に銘じておくべきだろう。

韓国にとって、スポーツの国際大会は、カネのなる木、かつ国威発揚の機会ととらえる向きがあまりにも強い。国内における関心の薄さ(チケット販売の不振)、他国選手の活躍に浴びせられる罵声、他国の選手にのみ降りかかる不利益、不慮の事故などを見ていると、これを否定するのは、なかなかに難しいと思うのだが、いかがだろうか。

敗者には何もやるな。
勝つためには手段を選ぶな。
今の韓国は、この格言(?)を地で行っているのかもしれない。

posted by たいにー at 23:13 | Comment(1) | TrackBack(0) | 時事ネタ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
あの〜凄い質問なんですが。私なんですがパソコンを
会社から支給されていないんですけど。それでもなんと
言ったらいいですか?。パソコン持っていない(自宅
にはありますが)生真面目なんでいいますが人のペンネームで勝手に書いた奴、誰ですか?。だいたいわかっていますが、今回の事で最大に旨みが吸える人。
タイニーさんこれをどう思いますか?。平社員でやって
も迷惑かかるだけなので二度としませんが。タイニーさんのこのブログでは普通に入力させてください。お願い
いたします。なんで私をアバター代わりにするんでしょうか?。私には1円も、もらわないんですが?。そのまえに謝ります。
Posted by 梶原弘隆 at 2014年10月27日 17:46
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