2015年09月30日

武蔵小杉の隠れた名店・韓国酒家あん寿、9月末をもって、7年強の歴史に幕

無情にも、そのときはやってくる

武蔵小杉駅北口の『韓国酒家あん寿』、
先月末に掲載した記事でも少しお伝えしたが、9月末日を持って営業を終了した。

韓国酒家 あん寿

上記の記事では、そのタイトルの通り、10月末閉店の見込みと書いた。
と同時に、それはあくまで予定であって、早まる可能性があるとも書いた。
そして、結果としては9月末閉店。想定し得るシナリオの中でも、最も早いタイミングでの閉店となってしまった。

あん寿の思い出

あん寿がオープンしたのは、7年以上前にさかのぼる。
『韓国酒家』の肩書通り、基本的には韓国料理のお店。とはいえ、近くに『オモニ』という韓国テイスト満載の人気店がある状況で、こちらのお店は日本ナイズされた、日本人に合う韓国料理を提供してくれる……そんなお店だった。あくまで私のイメージだが。

当初は親父さんが店を切り盛りし、その後、息子さんが加勢しての二人体制。
親父さんが体調を崩し、一人体制になってからも、息子さん店長は頑張った。期せずして韓流ブームに陰りが見えたのを悟った……かどうかは定かではないが、ベースの韓国料理から、自身の経験を活かした和食テイストを徐々に加味。『明らかにコレは韓国料理じゃないだろう』的な皿が増え、それがお客(というかワタシ)に受け入れられていった。

変わっていったのは料理だけではない。
韓国料理ということで、用意されていたお酒もマッコリやJINRO中心だったのが、徐々に焼酎、日本酒といった路線にシフト。やがてそのラインナップはバリエーションを増し、その品揃えも、かなり通好みの内容になっていった。店長曰く「お客さんのリクエストも交えていたらこうなった」らしいが、そこに店長のセンスが垣間見える。

『できる範囲』はすべて充足させたお店

この店の魅力は、前述のような独創的な料理、豊富な品ぞろえのお酒、店長の気配りとともに、圧倒的なコストパフォーマンスがあった。

同じ料理、同じお酒でも、その質と量を考えると、お得感は明らかに他店の上を行く。さんざん食べて、さんざん飲んで、この金額でいいのかしら? と思うことも少なくなかった。

お店としては決して広くはなかったが、店長さんが、とにかく接客向きだった。
足しげく通う客については、名前だけでなく、その好みやキャラクターも憶えてくれる。その一方で、一見さんにも分け隔てなく接するバランス感覚は、お見事の一言。簡単にできることではない。

加えてもう一つ。これはウチの家人が絶賛していたのだが、とにかく清潔感の意識が強かった。店内の掃除はもちろん、食器一つ一つのお手入れに至るまで、飲食店の基本中の基本とも言える点が徹底されていた。一見すると当たり前のことに思えるが、これがしっかり実行できている店は、意外に多くない。料理のおいしさもさることながら、この清潔感に裏打ちされる信頼感が、継続的な来訪に結びついたと言っても、過言ではない。

(裏を返すと、味と値段は申し分ないけど、清潔感に難ありで再訪していない店も結構ある)

知る人ぞ知る店であってほしかった

これだけの魅力を、なんで通常営業している間に書いてくれないの〜と思った方もいらっしゃるかもしれない。言うまでもなく、これらの感想は『意図的に』書かなかった。

理由は、同じ店を集中的に取り上げると、宣伝のようになってしまいそうなため。。
こちらのお店の記事は、ランチ紹介を含め、3回掲載している。
このブログは、ワタシの個人的なブログなので、ある程度好みや偏りが出るのは仕方がないが、あまり偏りすぎたり、ひいきしすぎたり、といったことはしたくないので。

ただ、直接お会いする機会のあった方には、何度か紹介させていただいた記憶が。
『武蔵小杉Walkerを語る会』でも、自信満々に語った記憶がある。
どなたか、足を運んだ方がいらっしゃれば、嬉しいのだが。

最後の晩餐

最後の訪問となった今回、私はいつものように、いつもな感じで料理とお酒を楽しませていただいた。

味噌バターコーンラーメン(韓国酒家 あん寿)

最後に『味噌バターコーンラーメン』なるメニューが大々的に掲示されていたので、これを〆に。家人がほとんど口にしなかったのを「お口に合いませんか?」と気にかけてくれた店長。気にしないでいただきたい。このとき、家人は満腹で食べられなかっただけなのだから。

気になる『今後』だが、店長はいずれ、別の場所で、別の飲食店を開きたいとのこと。
それがいつになるのか、どこになるのかは分からない。
でもまた、お会いすることができたなら。
『安心』と『驚き』を楽しみに、またお店に足を運んでみたいものである。

韓国酒家 あん寿

ひとまず、お疲れ様でした。
そして、ありがとうございました。

posted by たいにー at 23:43 | Comment(0) | TrackBack(0) | 武蔵小杉・新丸子 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2015年09月27日

たいにーの動静っ中年・9月第二週(9/7〜9/13)〜警戒すべきは、周囲の動きよりも己の意識

午前5時50分、そのとき首都圏が揺れた

週末の早朝、東京湾を震源とする地震が首都圏を襲った。
マグニチュードは5.2、最大震度は調布市の震度5弱。

地震そのものは、なんら珍しい話ではないし、いちいち地震が起こるたびに恐れおののいていたのでは、日本で生きていくのは至難の業。ただ、今回の地震は、久々に大きかった。東日本大震災のときの揺れに比べれば、規模も被害も小さかったが、3.11の光景が脳裏をよぎった人も少なくなかったのではないか。

実際のところ、今の家に移り住んでから、在宅中に震度4の揺れに見舞われたのは、今回が初めて。
地震が発生したのは早朝だったが、一気に目が覚めた。どうやら私は、震度3では無理だが、震度4だとお目覚めアラームが機能するらしい(事実、震度3では起きたことがない)。

起きた瞬間、無意識に布団の横にある本棚を押さえにかかった。
あれが自分の方に倒れてきては、おそらく一巻の終わりであるからして。

いや〜、早い時間から、ちょっとした恐怖体験。
おかげで完全に目が覚めてしまい、とても二度寝する気には……
……と思ったのもつかの間、すぐに寝てしまった自分は、もう少し大物になってもいい気がする。

『大雨特別警報』の持つ特別感

今週は地震だけでなく、台風にも見舞われた日本列島。
とりわけ北関東の被害は凄まじく、鬼怒川の堤防が決壊、常総市では床上床下浸水はおろか、あちこちの住宅建物が流されるという、目を覆いたくなるような事態が発生。その光景は、東日本大震災で東北を襲った津波を思い起こさせる。あらためて水の破壊力を痛感させられた。

私の行動範囲(自宅周辺、および通勤経路)は、幸いにして大きな被害には見舞われなかったが、風雨の強さは如何ともしがたく、ずぶぬれは避けられなかった(といっても常総市の被害に比べれば、被害と呼べるものでもないが)。

今回の台風では、通常発せられる大雨警報よりもさらに強い警戒を呼び掛ける『大雨特別警報』なるものが連発された。私個人の感想なのだが、『注意報』より『警報』が警戒上位レベルにあるのは認識できるものの、『特別警報』により強い警戒感を抱くかというと、そういうことはない。『特別』という言葉に厳しさが伝わってこないからかも。

もっとも、そう感じるのはまだ耳慣れていないからであって、いずれ強い警戒心が定着するかもしれない。個人的には『大雨特別警報』よりも『大雨危険警報』とか、今風に言えば『超大雨警報』とかの方が、インパクトはありそうな気がするのだが、どうだろうか。

さすがに『大雨激おこぷんぷん警報』とかは、ふざけすぎか……。

電子決済に向けた巨人の再挑戦

Android端末のNFC機能を使った電子決済システム『Android Pay』サービスが、スタートした。日本では導入の予定は(今のところ)ないが、アメリカ国内ではすでに100万か所以上で使用できるらしい。

Googleといえば、以前に『Google Wallet』で電子決済市場に殴り込みをかけたものの、見事に返り討ちにされた(全然流行らなかった)という、苦〜い過去がある。そこへAppleの『Apple Pay』が登場し、一定の評価を受けたもんだから、さあ大変。それまで敵対関係にあったキャリア主導のサービス『Softcard』を買収し、一気に巻き返しを図りにかかった。

日本ではFeliCaを使用したおサイフケータイがすでに市民権を得ているが、ここにGoogle Payを対応させようとなると、インフラからして大きな投資が必要となる。
一応、FeliCaとNFCの両対応計画はあるようだが、小売系電子マネー(nanacoとかWAONとか)も台頭する中、その覇権を握るのは、たやすいことではない。

かつて、インターネットプロバイダサービスが百社以上乱立した時代があったが、現在はかなり絞られてきた感がある。電子決済(電子マネー)も、提携や統合を繰り返し、やがては数社に収束していくのではなかろうか。

FeliCaやNFCだと、たくさんカードを持ち歩くことで財布が肥満化する心配はないゆえ、別に増えてもらっても構わないっちゃ構わないのだが、使われない『死に金』ならぬ『死にポイント』がどんどん膨れ上がりそうな気がする。

ユーザー観点からすると、現在の携帯電話事業のように、数社がサービス競争を展開するくらいが望ましい……と思ったけど、今の携帯電話業界って、競争しているようでしてないからなあ。これは例えがちと悪い。うーむ。

健全な競争と利便性の向上は、なかなか並び立つものではないのかしら?

 

今週のオマケ。
ブログは身を助けるのか、あるいは身を滅ぼすのか。

ブログのために生活があるんじゃねぇ、生活のためにブログがあるんだ

続きを読む
posted by たいにー at 19:40 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2015年09月23日

たいにーの動静っ中年・9月第一週(8/31〜9/6)〜その事実は歴史と記憶の一ページとなるのか

30代で立てこもり事件を起こさざるを得ない境遇

愛知県岡崎市のセブンイレブンで、立てこもり事件が発生。
立てこもった無職32歳の男性は、コンビニの店員を監禁した疑いで逮捕された。32歳なら、まだまだ未来もありそうなものだが、家族から無職であることや生活態度を責められ、何か大きなことをやろうとしての犯行だったらしい。大きなことって、コレかい。

それはともかく。
この事件、未明から発生し、翌朝のニュース番組は、もれなくこれをとりあげたわけだが、各局がワイドショー交じりのニュース番組を放送し始める午前8時ごろに、捜査員が突入。晴れて犯人は御用となった。

あまりのタイミングの良さに、警察に突入の指示を出したのは、マスコミなんじゃないかと思うほどだ。

ところで今回の犯人、立てこもり中に「カネはいらない、酒を持ってこい」と要求したり、「死ぬのは恐くない」と立てこもり中に腕を切りつけるも、ごくごく浅い傷だったりと、無職ならではの小物感が随所に漂う。あまつさえ、日ごろの様子として「平日の昼間に脱衣麻雀のゲームを遊んでいた」とコメントされてしまっては、ため息が出るばかり。

せめて「異常なまでにテトリスが上手かった」とかなら、印象も変わっていただろうか?

責任感のない、責任ある立場の皆様

発表以来、物議を醸してきた……というよりは、物議を醸すことしかできなかった感のある、東京五輪の公式エンブレム。すったもんだした挙句、ついに、というかようやく使用中止が発表された。

遅い、遅すぎる。
今に始まった話ではないが、政府やお役所は、増税や対米政策の審議や可決だけは早いが、この手の議論はめちゃくちゃ遅い。

ワタシは盗作騒動については否定派。ただし『似ている』のは確かで、ここまでケチがついてしまった以上、払拭してまで使いとおすほどの存在価値は、このエンブレムにはないと思っている。

使い続けることの方がリスクが高い以上、そのようにすべきだと、誰もが思っているところだが、すぐにそうできないところ、そしてその責任を誰も負わないところに、この国のダメさ加減が伺える。

一刻も早く、その任から降りてほしい、東京五輪の大会組織委員会会長、森嘉朗氏。
私の中では、最も上司にしたくない有名人の筆頭格である。

親バカの産物か、はたまたバカ親の産物か

埼玉県にある学校法人のの学園長が、過去3年間にわたり、海外への修学旅行などに同行した際、学園の費用を私的な目的に流用したとの疑いで、ちょっとした騒動になっている。

渦中の学園長は、44歳の女性。同学園の創始者でもある理事長の娘である。

流用したその額、約1,500万円。
出費は出張の名目としながら、その実態はやれディズニーワールドだ、やれカジノだ、やれミュージカルだと、それはもう絵に描いたような放蕩三昧。私立ということで、おそらくは安くない学費を納めていた生徒たちの学費は、学園長の私腹を肥やす糧となってしまっていた。

さらにこの学園長、理事長(父)に釈明会見をすべて任せ、自身は『体調不良』として公の場への出席を拒否。娘が娘なら父親も父親。全面的に娘を擁護し、不正支出分の1,500万円も、父親が返金。

そういえば、昔もいたっけか。製紙会社の資金をカジノに注ぎ込んだ、無能な2代目が。
あちらは100億を超える途方もない金額のインパクトが強かったが、親子ともども阿呆という点では、今回の方が破壊力は上。

まったくもって、困ったもの。
同学園に子供を通わせる親御さんには、同情するばかりである。

 

今週のオマケ。
それは、人類の戦いにおける歴史の第一歩。

歴史にも刻まれない小さき一歩

続きを読む
posted by たいにー at 22:26 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2015年09月15日

事はそう単純ではない、「国勢調査員はサボっている!」の批判に物申す

2015年は、5年に一度行われる、国勢調査の実施年。
今年から、PCやスマートフォンなどを使ってインターネット経由での回答も可能になり、『スマート国勢調査』などとも呼ばれている。

登録手続きや調査回答が簡便になる一方で、別の問題が今、巷を騒がせている。
調査にあたっては、各地域で選ばれた『国勢調査員』なるスタッフが、管轄エリアの各世帯に調査用紙を配って歩く。この調査用紙には、固有のIDとパスワードが記載されており、回答内容と紐づくようになっている。

原則的には、各世帯に手渡しで渡すべきとなっているこの調査用紙が、さまざまな場所で『郵便ポストに無造作に投函されている』というのが、騒動の内容だ。

「セキュリティ意識の欠如だ」
「サボっている国勢調査員が多すぎる」

などといった意見が、ネットを中心に各所で飛び交っている。

この批判に、私は敢えて反論したい。
同じ調査を担当する、国勢調査員の一人として。

稼働時間のほとんどない調査員もいる

前述の通り、国勢調査の調査用紙は、原則として手渡しである。

ただし、訪問した時間に居住者が在宅している保証はない。
『○日○時にまたお伺いします』という紙を投函したところで、その時間に在宅してくれている保証は、どこにもない。

もっというと、平日に動けない人……すなわち、私のように帰宅時間が深夜に及ぶような人は、必然的に休日に作業せざるを得ない。調査用紙の配布だけで何週間もかけるわけにはいかないから、せいぜい2回訪問して不在であれば、郵便受けに投函するよりほかない。これは、自治体から指導された内容でもある。

動静っ中年』でも書いたが、調査員を担当する多くの方は、高齢者や主婦など、日常的に在宅している方が多い。

通常であれば、そのような人に作業をお願いするべきなのだが、町内会が私にこの作業を依頼してきたのは、『インターネットによる国勢調査』という部分に高齢の役員陣が尻込みしたのではないか、とも邪推している。あるいは以前に町内会でのSNS導入を提案(見事に却下)したことを慮ってのことか。

調査員にとって鬼門の集合住宅

実際、私は国勢調査員として、約80軒ほどのお宅を回った。

実際に手渡しできたのは、約半数。
裏を返せば、残りの半数は、郵便ポストへの調査用紙投函を余儀なくされている。

とりわけ、集合住宅での調査は、面倒極まりない。
最近のマンション・アパートは、建物入口の所にインターホンが集約されており、住人の許可なくして中に立ち入ることはできない。ましてや、一軒について入場を認められたからといって、その余勢を駆って他のお宅を訪問しようものなら、怪しまれること、このうえなし。かといって、一軒一軒、出たり入ったりを繰り返していたら、いつになっても終わりやしない。だから、在宅していても「郵便受けに投函しておくので、あとで確認のうえ、調査にご協力ください」としか言いようがないのである。

さらには、集合住宅の不在率も顕著だ。
古めのアパートでは、各世帯のドア横のチャイムを押すことになるのだが、中から生活音が聞こえ、明らかに在宅していることが分かっていても、平然と不在を装われてしまうケースは、少なくない。ニートなのか、はたまた対人恐怖症なのかは分からないが、外界とのコミュニケーションを遮断している人は、思っていたよりも多いと感じた。

集合住宅のように、全世帯のポストが一か所に集約されているような場所を目の当たりにすると、全部適当にえいやっと投函したくなる気持ちも、ワカランではない。
だが、そこは最低限、在宅しているか、そもそも空室ではないか、といった点を確認し、最後の手段として『外から取り出しにくい』形でポストに投函する義務が、調査員にはある。これもまた事実だ。

人の冷たさと温かさを知る

対面できない状況でこれなら、対面さえできればいいのかというと、事はそう簡単ではない。
実際に世帯の方にお会いできても、一筋縄ではいかないこともある。

国勢調査といえば、国が行っている施策の一環で、知名度もそれなりにあると思っていたのだが、現実は厳しかった。

「娘から余計なものを受け取るな、と言われている」(ご高齢のおばあさん)
「コクセイチョウサってなんですか?」(30代と思しき父親)
「よく分からないんでご協力できません」(20代くらいの女性)

国勢調査員は、身分を証明するための証明書、および腕章の携行を義務付けられている。
しかも国のお墨付きなのだから、素性と調査の意義さえ理解してもらえれば、さほど苦労することはないと思っていたのだが、甘かった。

自分の説明能力を憂うべきか、あるいは人徳(人間力)のなさを呪うべきか。女性にとっては、男性調査員に不安を抱くということもあるかもしれない。

下手をすれば、人間不信に陥りかねない、これらの展開。
だが、調査に協力的な方も、中にはいらっしゃる。

国勢調査の趣旨を理解してくださっていたり、苦労をねぎらっていただいたり、お礼をいただく、というようなことも。自分も以前に調査員をしたので、その大変さは理解できる、ぜひ頑張ってほしいと励まされたこともあった。近隣でこういった方々が何か困っていたときには、全面的に力を貸してあげたいと、強く思う。

何を信頼し、何を任せたらよいのか

ではこの問題、事態打開に向けて、どうすればいいのか?

すべての調査用紙を郵送で送りつけるという手が考えられるが、そもそも国が持っている情報が、調査時点での最新データではない。そのため、新設された住居、新たに入居した、あるいは退去した人がいるはずで、どうしても調査時点での居住実態を把握する必要には迫られる。

そうなると、全国に流通網を持つ業者、つまりは各種宅配業者か、あるいは日本郵政あたりが妥当な線となる。ネットで回答できれば、それに越したことはなし、利用できない環境の方なら、集荷を依頼すればよいだけの話だ。

問題はコストと情報管理。
前者は入札で、後者は機密保持契約の拘束力で……と言うのは簡単だが、実際には難しいのだろうな。紛失や情報漏えいが起きたときの責任分限でも揉めそうな気がするし、そもそもこなせる体力を持つ企業が限られるだけに、手を上げる業者がいなくなったら、ハイそれまでよ。

そこには、国民の税金が投入されるわけで、調査員ががんばろうが、業者に任せようが、結局は国民(納税者)の理解が不可欠となるのは、間違いない。

ぜひとも国勢調査にご協力を

この国勢調査、インターネット回答だけで終わればいいのだが、実際にはそうはいかない。
調査員の業務としては、このあと、インターネット回答の催促、ネットが使えない世帯への郵送物の配布、配布世帯情報のまとめ、およびそれらの役所への提出……と、この秋の週末は、ほぼこれで潰れる勢いだ。

一応、国勢調査員の活動については報酬が出るのだが、なけなしの休日を犠牲にしてまでやる作業ではない。引き受けた以上、今回は責任を持って遂行するが、次回以降は、謹んで、ほかの『稼働に余裕のある』方にお譲りしたい。

各地の国勢調査員の状況から察する限り、確かにサボっている、あるいは手を抜いている人もいるのだと思う。皆が同列に受け止められてしまうことを考えると、そういった手抜きは、ぜひやめていただきたいと、切実に願う。

「サボっている、と糾弾するくらいならお前がやってみろ」などと言うつもりはない。
ただ、調査における現実、調査員が活動しづらい実態も、いろいろあるのだということを、皆さんにはぜひご理解いただき、調査員の方が訪問された際には、その苦労を察して、できる範囲で協力してあげていただきたい。

今回の騒動で浮き彫りになった最大の問題は、調査員の対応などではなく、調査員が訪問してもまともに調査に協力してもらえない、あるいは信用してもらえない、日本の治安、および互助精神の低下にあるのかもしれない。

世の国勢調査員の皆さん。
ともにがんばりましょう。

posted by たいにー at 23:55 | Comment(2) | TrackBack(0) | 時事ネタ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2015年09月13日

たいにーの動静っ中年・8月第四週(8/24〜8/30)〜プライスレスとはならない、さまざまな犠牲

少年がつまづいた代償、1億8千万円ナリ

台湾・台北市内で開催された美術展で、その事件(?)は起こった。

来場者として訪れていた12歳の少年が、会場内の作品を鑑賞中につまずき、誤って展示されていた絵画にアタック。こぶし大の穴をあけてしまうという事態が発生した。

被害に遭ったのは、17世紀のイタリアの画家・パオロ・ポルポラ作『花』。
そのお値段、約150万ドル。日本円にして、約1億8千万円。

つまづいたというよりは、バランスを崩して手を突いた、という感じだが、手を突いた先に待ち受けていたのは、時価1億8千万円相当の美術作品。運が悪かったというには、あまりにも大きな額だ。

幸い、この修繕は保険が適用されるそうで、少年とその家族が首を吊らねばならないような事態にはならない模様。とはいえ、まったくの無問題とするのも教育上よろしくないとした主催者は、少年に1日ボランティアを課すという、粋な計らいを見せた。

この報道が広まった影響もあってか、展示会の来場者数も増加。作品にとってはとばっちりだが、総合的に見れば、災い転じて福をなす、という結論になった……と言えるかな?

皆さまも、美術館や展覧会での行動には、くれぐれもご注意を。
日本の社会は、おそらくここまで寛容ではない……気がする。

世にも珍しい鉄道特集番組

テレビ朝日で、日曜の朝、『あさテツ』という番組が放送されていた。
思わず見てしまった私。

出演者は、石原良純、向谷実、土屋礼央ら、各方面の鉄道ファンに加え、鉄道にほとんど興味のない劇団ひとりも出演。

キハ85やら北斗星ラストランやら、それなりに濃いめの、鉄道に特化した話題が採り上げられたが、一般人は完全に置き去り、ファンからすれば「んなこた知ってる」的な作りで、中途半端な内容になってしまった感は否めない。

なおかつ、(たぶん)一般人代表として出演した、劇団ひとりの、鉄道に対する興味のなさ加減が拍車をかける。なぜ彼を出演させたのか、と思えるほど、周りが必死にフォローせざるを得ないほど、一般人が入り込めない方向へと、どんどん突き進む番組。

この調子で、来週からの放送は大丈夫なのだろうか? と不安になったが、その心配は杞憂のようだ。一回ポッキリで終わる放送だったからだ。

とはいえ、鉄道愛好家は、どの業界にもたくさんいる。また、定期的に話題も提供される。であれば、毎週とはいかなくても、四半期に一度くらいは、この手の特集番組があっても、それなりに需要はありそうな気がする。ただ、扱うネタは、ライト層からコア層まで、幅広く網羅する構成でなければならないが。

どこか、気勢を上げる局はないか?
あるいは『タモリ倶楽部』で不定期に特集するレベルで、間に合っているのか?

今年は国勢調査の年なのだ

5年に一度行われる国勢調査。
日本の住むすべての人を対象とし、国内の人口や世帯の生活実態を調査する、国内最大の統計調査である。

ひょんなことから、子の国勢調査の調査員となったワタシ。
その説明会があるということで、某日某所へと行ってきた。

説明会は平日の夕刻。とても会社が終わってからでは間に合わないということで、半日遊休をとって出席。

会場に行ってみると、そこには中原区の説明担当者と、調査員となる数百人の出席者。
出席者の顔ぶれを見てみると、四割が男性高齢者、三割が女性高齢者、二割が主婦、残りの一割が中年〜若年の男性(あくまで私が見た感じ)。

そりゃそうだよ。こんな時間に、ふつーの現役世代は来られないもの。
んでもって、9月〜10月にかけて、近隣世帯、約80軒を回って、国勢調査をお願いして来いと言う。

この話を持ちかけられたとき、

「すみませんが、平日に動かなければならないような作業は無理なんで」
「大丈夫、大丈夫」

といったやりとりがあったのだが、蓋を開けてみれば、確かに平日に動くのはこの説明会だけで済みそうだが、裏を返せば、9月〜10月の週末という週末は、ほぼ潰れることになりそう。一応、この作業にはそれなりの報酬が出るのだが、我々がそれをこなすには、あまりにも犠牲が大きい。

とはいえ、引き受けてしまったものはしょうがない。
やったろーじゃねーか。
ただし、国勢調査活動以外のことは、ほとんどできないと思うので、あしからず。
このブログ執筆も、国勢調査のあおりを(若干)受けているということで、ご勘弁願いたい。

 

今週のオマケ。
敗者にはパンの耳もやるな、と言われた気がする今日この頃。

これは仕打ちか、当然の報いか

続きを読む
posted by たいにー at 20:55 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2015年09月06日

たいにーの動静っ中年・8月第三週(8/17〜8/23)〜戦う術を学び、想像し、そして考えろ

歴史は作るものではない、創るものだ!

韓国と並び、反日至上主義の国家として名高い中国。
その中国で作られた一本の映画が、中国国内でちょっとした物議を醸している。

作品の名は『カイロ宣言』。
カイロ宣言といえば、第二世界大戦の戦時中、エジプト・カイロで開催された連合国の首脳会談で示された宣言のこと。主な内容は、日本に対する方針施策で、その内容はのちのポツダム宣言に引き継がれたという。

このカイロ会談、参加者ははアメリカ、イギリス、中国の各国首脳。当時の中国は『中華民国』であり、代表は蒋介石だったわけだが、この映画では、なぜか代表者が毛沢東。そう、このときには存在していなかった中華人民共和国(中国共産党)の代表が、なぜか建国前から歴史の表舞台に立っていたことに。

台湾はもちろんのこと、中国国内からも「史実と異なる」として反発が出ているらしいのだが、当の中国共産党は、どこ吹く風。こんな国が、日本に「歴史を改ざんするな」と厚顔無恥に言い放つのだから、開いた口がふさがらない。

それでなくても、枚挙にいとまがない中国の抗日ドラマでは、

「オレのじいさんは、9歳にして日本人に殺された」
「同志たちよ、8年間の抗日戦が始まるぞ!」

と、ツッコミどころ満載のセリフが、当たり前のように登場する。
そしてドラマやフィクションを史実にすり替えようとするしたたかさが、この国にはある。およそこれらの国に、日本の歴史観を否定されたくはないものだ。

念のために、前者は9歳で殺された人間が、じいさんとなっている矛盾。終戦までの年月が、なぜか開戦時に語られる理不尽さ……って、あらためて書くまでもないけど。

望まれない結婚、期待されていない結婚

ある日の朝、おめでたくも悲しいニュースが日本全国を駆け巡った。

堀北真希、電撃結婚。
お相手は、一回り年上の俳優、山本耕史。

女性の多いうちの職場でも、朝はこのネタでもちきり。
口を突く言葉は、そろいもそろって『ビックリ』だった。ま、そりゃそーか。

中でも悲惨だったのは、ネット上の反応だ。

「なんで(38歳の)オッサンなんかと……」
「あんな女たらしのどこがいいんだ」
「夢の中で結婚しようって言ってくれたじゃないかよぉ」

堀北ファンの悲鳴は、山本ファンのそれを圧倒的に上回る大きさであった。
ファンの皆様、心中お察しいたします。

ただ、この結婚発表で、最も割を食った人。
それは、ほぼ同じタイミングで、同級生との結婚を発表した、上地<ブンシャカ>雄輔。彼にとっては久々の大きな話題、そして20年来の知り合いである同級生との結婚ということで、もう少し話題に上ることを期待していたはずだが、完全に堀北・山本結婚の陰に隠れる形となってしまった。

とはいえ、こればっかりは、しゃーない。
話題の程度はさておき、どちらもおめでたい話であることには、違いない。

両カップルとも、末永くお幸せに。
(と思っていない人も多そうだけど……)

憎むべきは犯罪、防ぐべきも犯罪

大阪府・寝屋川市の女子中学生が行方不明となっていた事件。
女子中学生はその後、高槻市の駐車場で、遺体となって発見された。

同じくして同級生で幼馴染みの男の子も所在が分からなくなっていたが、彼も数日後に遺体で発見。
帰らぬ人となった。

同日、殺害したと思われる45歳の男性が逮捕された。
殺害は猟奇的で、体中をテープで巻かれたうえ、30カ所以上に切り傷をつけられるなど、文字にしただけでも凄惨な様子が伝わってくる。

犯人がどのような心境で殺害に及んだかは、ワタシには知る由もないが、少なくとも中学生が深夜に街を出歩くという状況は、およそ健全とは言い難い。各家庭には家庭ごとの事情がある、ということは分からないでもないが、それでも今回は『防ぐことのできた事件』だったのではないかという思いが、どうしても拭えない。

私自身、中学高校の時分は、いわゆる『かぎっ子』で、夕食後は誰もいない家に一人きり。外出しようと思えば容易にできたはずだが、しなかった。それは親に迷惑をかけてはいけないという、親子間の信頼関係が根底にあったからではないかと、自己分析している(それ以外ではさんざん迷惑かけたけど)。

ウチの子は大丈夫、と高をくくっている親御さん。
日頃から、お子さんに「心配している」「気にかけている」ことを、きちんと伝えてあげてほしい。うっとおしいとは思われても、その積み重ねが、子供にとっては、いざというときに『心のブレーキ』になると思うのだ。

 

今週のオマケ。
将棋のプロ棋士、NHKでやらかすの巻。

1分間の死闘に見た意外な『戦術』

続きを読む
posted by たいにー at 22:40 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする